三井のリハウスは本当にブラック?中小不動産の営業マンが現場で見た「大手のリアルな労働環境」

不動産業界といえば、「高い歩合給を稼げる代わりに、ガツガツと夜遅くまで働く激務な世界」というイメージが未だに強いですよね。
特に労務管理が十分に行き届いていない中小・零細の不動産会社では、社員への負担が大きく、
いわゆる「ブラック企業」のような状態になってしまっているケースも少なくありません。
 
一方で、テレビCMでもおなじみの最大手・三井不動産リアルティが展開する「三井のリハウス」はどうなのでしょうか?
「大手といっても、結局は不動産屋なんだからブラックなんじゃないの?」と疑問に思う方も多いはずです。
はじめに申し上げておくと、私は地場の「中小不動産会社」で働く現役の営業マンです。
日々の業務の中で、三井のリハウスの社員の方々とは何度も一緒に仕事を(共同仲介など)しており、彼らの働き方をすぐ近くで見てきました。
今回は、業界の裏も表も知り尽くした中小の営業マンという「プロの視点」から、現場で実際に見た三井のリハウスの本当の労働環境やホワイト度について、
地場業者と比較しながら生の実態をお伝えします!

1. 通勤スタイルの違い:駅前店舗のリハウスは「電車」、中小は「マイカー」

まず、日々の通勤スタイルからして大きな違いがあります。
三井のリハウスの店舗は基本的に駅前に集中しているため、社員の多くは電車通勤です。
そのため、通勤時の自動車事故による労災トラブルなどのリスクがほぼありません。
一方で、地方や郊外に多い地場の中小不動産会社では、駅からは離れたロードサイドに店舗があることも多く、
マイカー通勤が基本です。このスタートラインの違いが、その後の働きやすさにも影響してきます。

2. 営業車:リハウスは「社有車完備」、中小は「自分の車を持ち込み」

不動産業界の悪しき風習として、未だに根強く残っているのが「営業車の自己持ち込み」です。
中小零細企業や、一部の他社大手でも、入社の条件に「要普通免許・車の持ち込み」と書かれているケースは非常に多いです。
自分で買った車を仕事で酷使させられるのは、若手社員にとって大きな負担であり、業界がブラックと言われる原因の一つになっています。
しかし、三井のリハウスの社員の方々と現場で合流すると、彼らは必ず会社が用意した社有車(日産の普通車など)でやってきます。
 
外見は派手な社名ロゴなどがついていないごく普通の乗用車ですが、れっきとした会社の備品です。
 
なぜ社有車だとわかるのかといえば、現場で彼らと話していると、
 
「会社の車だからナビがいまいちで……」といった、ちょっとした愚痴や不満をリアルに漏らしてくるからです(笑)。
 
プライベートの愛車ではないことは、彼らとのそんな何気ない会話からもよく分かります。
 
リハウスのように最初から会社が車を用意してくれる環境であれば、ガソリン代の支給額で揉めることも、
 
高額な「車両借り上げ手当」の交渉に悩む必要もありません。この差は、同じ営業マンとして非常に大きいと感じます。

3. プライベートのゆとり:リハウスの若手社員は「結婚」できている

私が現場で一緒に仕事をする三井のリハウスの若手営業マンの方々は、かなりの確率で左手の薬指に結婚指輪をされています。
これは、彼らが仕事やノルマに追われ続けるだけでなく、プライベートを充実させ、家族を養っていけるだけの安定した環境があることの何よりの証拠です。
中小のブラックな不動産会社で、目先の売上と終わらない残業に追われ、結婚する心理的・経済的なゆとりを失っている営業マンをたくさん見てきた私からすると、
リハウスの社員の「生活の安定感」は羨ましくすらあります。
 

4. 残業と心構え:夜遅くなることはあるが、リハウスには「圧倒的なゆとり」がある

もちろん、三井のリハウスの社員だからといって、毎日夕方の5時や6時にピタッと帰れるわけではありません。
お客様の都合に合わせる仕事である以上、夜7時、8時、時には9時まで業務が及ぶのは不動産営業の宿命です。
しかし、彼らには中小の営業マンにはない「心と仕組みのゆとり」があります。
三井のリハウスは地域でのブランド力が圧倒的なため、多くの「専任媒介契約(売却依頼)」を抱えています。
そのため、例えば夜遅い時間帯に他社から「購入の申し込みを入れたい」と急な連絡が入っても、焦って夜中まで付き合う必要がありません。
「本日の営業は終了しましたので、明日対応します」と、堂々と自宅に帰れる強さ(仕組み)があるのです。

5. コンプライアンス:看板が大きいからこそ、不正やごまかしは一切しない

これは、私が実際に三井のリハウスの担当者と売買契約の取引(共同仲介)を行ったときの実話です。
不動産の売買契約では、書類に収入印紙を貼り付ける必要がありますが、中小の取引ではたまに「売主側はコピーで済ませて、
印紙代を浮かせたい」といったグレーな打診をされることがあります。
しかしその際、リハウスの営業マンはきっぱりとこう言いました。

「うちは看板(三井のブランド)が大きいので、そういうごまかしは一切できません。
売主様にもしっかり印紙の貼付をお願いします」
会社の看板が大きいということは、それだけ法令遵守(コンプライアンス)の意識が全社員に叩き込まれているということです。
こうしたクリーンな姿勢も、ホワイト企業であることの証明です。

6. 資格保有率:宅建士の保有率が高く、プロとしての意識が違う

不動産業法では、従業員の5人に1人以上の割合で「宅地建物取引士(宅建士)」を置くことが義務付けられています。
地場の中小企業では、この「5人に1人」をギリギリ満たしているだけで、実際に接客してくる営業マンは資格を持っていないというケースが多々あります。
しかし、私が現場で出会う三井のリハウスの営業マンは、若手であっても大半がしっかりと宅建士の資格を保有しています。
法律やルールを正しく理解して仕事をしているからこそ、無理な押し売りや強引な営業をせず、
結果としてホワイトな働き方に繋がっているのだと感じます。

7. 休日:完全週休二日制と有給取得がしっかり機能している

小さな不動産会社だと、未だに「隔週休二日制」だったり、定休日であっても「お客様から電話があれば休日出勤は当たり前(しかも手当なし)」というブラック体質が残っています。
一方で、三井のリハウスは完全週休二日制が徹底されています。
一緒に仕事をしていても、彼らは休日にしっかりと休みを取っていますし、家族サービスやプライベートを重視している様子がよく伝わってきます。
大手だからこそ、労務管理の目が厳しく、休めるときにしっかり休む環境が整っているのです。

まとめ:プロから見ても、三井のリハウスはブラック要素が排除されている

同じ不動産業界で働く「中小企業の営業マン」という私の視点から見ても、
三井のリハウスは業界特有のブラックな要素(車の自己負担、グレーな取引、
休日の不条理な潰れ方など)が自社努力で見事に排除されていると感じます。
会社が儲かっており、仕組みが整っているからこそ、社員を大切にできる。
そして社員に心のゆとりがあるからこそ、お客様に対しても質の高いサービスを提供できるという、素晴らしい好循環が生まれています。
もし、これから不動産業界への就職や転職を考えている方で、「不動産屋はブラックだらけで怖い」と不安になっているなら、
三井のリハウスのような「仕組みがホワイトな大手」を選択肢に入れることを強くおすすめします。
地場の中小企業も、彼らのように離職率を減らし、パフォーマンスを向上させるための労務管理を、
もっと見習っていかなければならないと痛感しています。

 

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