シンバイオ製薬 前田浩シニアアドバイザーが共感した創薬戦略とは?
前田浩熊本大名誉教授は学術情報会社の「トムソン・ロイター」社から、
ノーベル化学賞候補の一人として、
選出されました。
前田教授は、現在シンバイオ製薬のシニアアドバイザーを
務めているために、
改めて、創薬ベンチャーであるシンバイオ製薬に
注目があつまっています。
シンバイオ製薬のHPには、前田浩熊本大学名誉教授が
シニアアドバイザーとして掲載されていて、
同社社長の経営コンセプトについて、共鳴しているという
コメントがあります。
DDS研究の世界的な権威である前田教授も共感する
シンバイオ製薬のコンセプトとはどのようなものなのでしょうか?
前田浩熊本大名誉教授がノーベル賞候補になり、シンバイオ製薬に投資資金が集まる
前田浩教授がノーベル賞候補として「トムソン・ロイター」社から、
発表されたことをうけて、
東証ジャスダックグロース市場に上場している
シンバイオ製薬の株価が急上昇しています。
シンバイオ製薬は創薬系バイオベンチャーの1社という
位置づけであって、創薬系バイオベンチャーの
90%以上は赤字経営であることから
非常にリスクも高いというのが市場の評価です。
また、経営も簡単ではないことが分かります。
給料が高いシンバイオ製薬は優秀な人材を確保している
シンバイオ製薬は赤字決算ながらも、平均年収が1112万円(会社四季報より)
と給料が高いという状況があります。
シンバイオは、優秀な人材を確保することを
重視する表れです。
シニアアドバイザーの前田浩教授のように、
ノーベル賞受賞候補にも名前が挙がるほどの人材を
シンバイオ製薬が抱えているということは非常に有望な企業であるということも
言えるのではないでしょうか?
現実に、現在少ない社員の中で、
11人が博士号、15名が修士号を取得した
高学歴の人材です。
前田教授のノーベル賞候補者としての報道は、いい評判を生み、
ますます、優秀な人材、必殺仕事人がシンバイオ製薬に
集まる材料になるかもしれません。
前田浩教授の経歴については、
⇒前田浩 崇城大学教授はノーベル賞候補!経歴やDDS研究の受賞歴とは?
をご参照ください。
前田浩熊本大名誉教授が共感したシンバイオ製薬の企業戦略とは?
前田教授はシニアアドバイザーとしてとして、
就任しているのは、シンバイオ製薬社長の
経営コンセプトへの共鳴だといいますが
具体的には、どのようなものでしょうか?
シンバイオ製薬 創薬のコンセプト
シンバイオ製薬が創薬のターゲットは、大手製薬メーカーがしのぎを削って
競合している患者数が大きく、マーケットが大きいも分野ではありません。
大手製薬メーカーのターゲットは患者数が多い、
生活習慣病である糖尿病のような分野に研究開発費を
投入していきます。
反面、たいていの製薬メーカーが大きな需要を見込んで開発をしている
医療分野意外にも、
少数派の患者さんが待ち望んでいる
空白の医療分野がまだ残っています。
シンバイオ製薬の創薬のコンセプトは、まさに、
大手が避けて通る治療領域に特化しているという点です。
しかも、大手が手掛けていない治療領域で、
少数であっても、患者さんが新薬という希望を
待ち望んでいる現実があります。
シンバイオ製薬の抗がん剤の新薬「トレアキシン」が承認され、
市場に投入した時には、
非常に高い市場占有率を実現し、
患者さんのニーズをつかんでいます。
医療ニーズが高いけれども、大手製薬メーカーが
見送っている分野で、
患者さんが待っている治療領域で新薬を
開発してい行くという経営戦略です。
前田浩教授が共鳴するのも理解できる素晴らしい企業戦略です。
2020年を目標に経営を黒字化することが目標となっていますので、
投資家の方も応援してあげたくなる企業での1つではないでしょうか?