医療費明細書 からみえる医療費を節約法はクリニック選びにある?
風邪や花粉症などでクリニックにかかることがあるのですが、
できれば医療費は節約したいものです。
2010年以来、医療機関は医療費明細書を
無料で発行する義務が発生しています。
最近、クリニックにかかって医療費明細書を見て
医療費を節約する方法があることがわかりました。
クリニックから発行された医療費明細書の内容からわかった医療費節約法とは?領収書とも比較!
最近、花粉症等の為にかかりつけのあるクリニックに行ってきました。
クリニックで診察をうけて薬を処方してもらった後に、
近くにある調剤薬局で薬を受け取る流れです。
処方箋を受け取って料金を支払うと
請求書兼領収書の他に、医療費明細書が添付されています。
領収書の確認
領収書をみていくと領収金額以外に、点数の内訳も記載されています。
- 再診料 125点
- 医学管理等 225点
- 投薬 133点
保険点数合計 483点
負担率 3割
負担金 1450円
領収金額 1450円
以上のような記載になっています。
1点=10円で計算していることがわかります。
合計で4830円の請求ができるのですが、
3割負担なので自己負担額が1450円ですという意味合いです。
ただしこれだけでは、節約法は見えてきません。
次に、医療費明細書をみていきましょう。
医療費明細書の内訳でわかった、節約できるポイントと節約方法とは?
医療費明細書の内訳は次のようになっていました。
- 再診 明細書発行体制等加算 73点
- 外来管理加算 52点
- 疾患療管理料 225点
- 処方箋料 68点
- 長期投薬加算(処方箋料) 65点
合計 483点
合計の点数483点は先ほどの領収書と
一致しているのですが、内訳の表示が細かく分かれています。
- 再診 明細書発行体制等加算 73点という項目を見ると、
厚生労働省は患者側からの要請で医療費の内訳を明確にして
しかも医療費明細書を無料で発行するように指示していながらも
医療費明細書を発行する体制を整えることで
点数が加算されていることが分かります。
無料ではなく患者負担になっている
実像が分かります。
このあたりは制度の問題ですから
節約できるポイントにはなりません。
節約できると考えられたのは処方箋料の項目です。
院外処方といって、クリニックが外部の薬局に対して
処方箋を発行するところと、
院内処方といって、クリニックで薬も出し処方箋は発行しない
医療機関があります。
つまり、処方箋は発行せず、薬も
クリニックとは違う調剤薬局でもらう方式ではない
院内処方をするクリニックを探すことができれば、
医療費明細書にある処方箋料は節約できるということになります。
クリニックの先生の考え方で薬の処方をするだけにとどめるのか
院内処方で薬も直接販売するのかは変わってきます。
いい医療を受けられるなら
お金だけで選ぶのは間違いですが、
処方箋料はクリニックや診療所をうまく使い分けることで
節約できる項目になりえます。