阿波踊りは日本三大盆踊りの中で知名度がなぜダントツなのか?



郡上踊り

郡上踊り

 

夏休みの帰省シーズンが始まっています。

 

東京では7/13-7/16にお盆を迎えていますが、

地方では、お盆というと、8/13-8/16の四日間

であることが多いでしょう。

 

各地では、お盆に盆踊りのイベントが開催

される地域が多いと思います。

夏祭り20150810

 

 

盆踊りの中でも、

 

日本三大盆踊りに指定されているのが、

 

  1. 徳島県徳島市の「阿波踊り
  2. 岐阜県郡上市の「郡上踊り」
  3. 秋田県羽後町の「西馬音内盆踊り」

 

の3つです。

 

皆さんは、この3つともご存知でしょうか?

 

恐らく、阿波踊りは知ってるという方が

多いと思います。

 

日本三大盆踊りは、どれも、夏の帰省の時期に

踊りに帰るというファンが全国にいる踊りです。

 

ところが、知名度や、全国から集まる観光客数では、

徳島の阿波踊りがダントツです

 

なぜ、徳島の阿波踊りの知名度が高いのか?

その理由を見ていきたいと思います。

 

 

徳島阿波踊りで100万人以上が集まる知名度の高さには理由があった!

 

例年の盆踊りの来訪者(人出)を比較すると

  1. 阿波踊りが114万人
  2. 郡上踊りが25万人
  3. 西馬音内盆踊りが10万人

 

となっています。

 

日本三大盆踊りとして、

どれも、400年以上の歴史が

ありますけれども、

 

阿波踊りの来訪者がダントツですね。

 

この3つの盆踊りは、

その地域における大切な文化であり、

観光資源だと思います。

 

なぜ、阿波踊りだけがダントツに

知名度が高く、

人が多く集まるのでしょうか?

 

その理由を5つ考えてみました。

 

  • 理由1 阿波踊りは徳島県の県庁所在地

徳島市の発祥で、徳島県全体で、

阿波踊りを盛り上げている。

 

実際に、鳴門市阿波踊りが、

8/9-8/12に実施されます。

 

反面、「郡上踊り」と「西馬音内盆踊り」は、

郡上市内だけ、羽後町だけという、

狭い地域だけでの盛り上がりに

終わっているから。

 

  • 理由2 徳島県は、四国の中の一部であり、

わりと、四国全体から人が集まりやすいのと、

関西圏へのアクセスもいい。

 

  • 理由3 阿波踊りは、全国各地で夏祭りのイベントとして、

開催されている。

 

大きなものでは、埼玉県越谷市では、

南越谷阿波踊りが開催され、

 

越谷市民(人口約33万人)にも広く知られています。

 

越谷市の人口は、徳島市の人口(約26万人)より多いです。

 

南越谷阿波踊りは、

今年も、8/21-8/23に開催され、

例年、70万人もの来場者があります。

 

(この数だけでも、西馬音内盆踊りの

7倍の集客力ですね。)

 

  • 理由4 徳島阿波踊りには、

芸能人の参加が多数あります。

 

結果として、芸能人に会えるのを

目当てに阿波踊りに参加する人が

多くなりますね。

 

 

  • 理由5 徳島阿波踊りでは、

提灯が1万個も設置される。

 

提灯には企業名が入り、

企業がスポンサーとして

バックアップしている。

 

その関係で、各企業経由での芸能人の派遣もあるのだ

と思います。

 

 

 

以上が、考えられる理由です。

 

「理由3」でコメントしました

埼玉県越谷市で

開催されるようになった

南越谷阿波踊りですが、

 

越谷市に本社を構えるポラスグループという

会社の創業者が、

徳島県出身ということで、

 

阿波踊りという徳島の文化、郷土芸能を

越谷市民にも知ってもらいたいという

 

故郷を思う気持ちで、

1985年からスタートしました。

 

2015年で、まだ31回目ですけれども、

越谷の夏のイベントになりました。

 

阿波踊りが開催される越谷市には、

2本の鉄道、

「JR武蔵野線」と「東武スカイツリー線」

の2線が交差しています。

 

南北方向は東武が集客し、

東西方向からは、JRが来場者を

集客するという好立地であることも、

南越谷阿波踊りに70万人も来場

する理由になっています。

 

 

故郷を思う気持ちは、

徳島県人も、岐阜県人も、秋田県人も、

同じだと思いますが、

 

徳島県の人の方が、

行動力がある気がします。

 

日本三大盆踊りと呼ばれる、

岐阜県郡上市の郡上踊りや、

秋田県羽後町の西馬音内盆踊りも、

 

阿波踊り並みに知名度を高めたいと

思うのでしたら、

 

郡上市だけ、羽後町だけで

盛り上がるのではなく、

 

参考記事⇒須賀川市「松明あかし」の由来は鎮魂だった!火祭りの起源やアクセス方法についてはこちら!

 

その周辺地域や県全体を巻き込んで、

PRすることも必要でしょう。

 

参考までですが、阿波踊りと郡上おどりはAmazonでDVDも販売されているので、

いろいろな地域で広まりやすいでしょうけれども、

西馬音内盆踊りはまだ、DVDは発売されていません。

 

 





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