デザイナーズ物件=中銀カプセルタワービルの廃墟ぶりとは?概要や価格は?



日本全国にある老朽化した建物を

解体するか、保存するかで意見が対立するこことがあります。

 

その理由は、デザイナーズ物件であって、

著名な建築家が設計した建物の場合では

保存する価値があると主張する考えがあるからです。

 

NHKクローズアップ現代では、

一例として、東京都銀座にある

中銀カプセルタワービルが紹介されています。

 

著名建築家が設計し大手ゼネコンが施工したマンションも

老朽化で半数以上の個数が廃墟と化しているのです。

 

物件概要や売買価格についても見ていきます。

 

 

クローズアップ現代で中銀カプセルタワービルが紹介!

クローズアップ現代では、中銀カプセルタワービルを

積み木みたいに部屋が組み替えられるカプセルハウスとして、

 

世界から日本の「モダニズム建築」として注目されている現状が

ある半面で、

 

建物の半数以上は廃墟と化していて老朽化が

進み、建て替えるべきという主張もあることを

紹介しています。

 

建て替えをするべきと考える人は、

物件の危険性をデザイナーズ物件であることよりも

重視しています。

 

保存すべきと考える人は、著名建築家の

黒川紀章氏が設計した見た目にも

内部の作りにしてもその価値を重視しています。

 

つまり、危険性と「モダニズム建築」の価値を

考えての対立になっています。

 

中銀カプセルタワービルの所有者は100名程いる状況ですから、

建て替え決議を獲得する5分の4以上の賛成多数を

確保できれば解体の方向に向かうでしょう。

 

反対した人は建て替え賛成派の人に

マンションを買い取ってもらうことができます。

 

 

中銀カプセルタワービル物件概要

物件名:中銀カプセルタワービル

所在地:東京都中央区銀座8-16-10

交通:JR山手線 『新橋駅』 徒歩4分、東京メトロ日比谷線『東銀座駅』 徒歩6分、都営大江戸線『汐留駅』 徒歩4分

総戸数:140戸

構造:SRC造一部S造地上13階 地下1階建

新築年月:1972年04月

間取り:1R

面積: 10.01平方メートル

建築面積:429.51 m²

延床面積:3,091.23 m²

駐車場:無

管理費:5,000円 – 19,000円

物件設備:フロントサービス,敷地内ゴミ置場,光ファイバー,インターフォン

施工会社:大成建設

施主:中銀マンシオン株式会社

 

 

中銀カプセルタワービルの売買価格は?

部屋の利用方法はセカンドハウスであったり、

事務所利用(SOHO)などで、

 

通常の分譲マンションと同じように

売買されています。

 

価格は、廃墟のような部屋とリフォームしてある部屋で

は大きな差があるでしょう。

 

400万円もあれば、1000万円もあるというのが

現状でしょう。

 

売りたい方は都内の不動産会社へ査定を依頼してみると

具体的な価格がでてきます。

中銀カプセルタワービルの廃墟ぶりとは?

現在、半数以上が廃墟と化して利用不能状況になっている

中銀カプセルタワービル。

 

その廃墟ぶりは、分譲マンションなのに雨漏りが

メンテナンスされてないこと。

 

どんどん建物が劣化していきます。

雨漏りは廊下の天井のみならず、

専有部分の天井にも及んでいる箇所もあって、

 

内壁が崩れている部屋もあるくらいなのです。

 

また、天井が崩れ落ちてきて大量のカビを

散乱させてしまったオーナーの事例もあります。

 

 

解体し建て替えする意味は?

1972年の竣工ですから、旧耐震基準で建築されているので、

今後、首都直下型地震などの影響が心配でもあります。

 

2016年4月に発生した熊本地震では、老朽化した

マンションが倒壊しました。

 

参考記事⇒熊本地震後、マンション購入の注意点は壁の亀裂!旧耐震基準物件一覧
をご参照さい。

 

保存する場合には免震構造にする工事費用などを

考える必要があるので、

所有者の負担は相応に出てくるでしょう。

 

 

 





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