上坂克彦先生がすい臓がんの名医と呼ばれる理由とは?



ジャーナリストの竹田圭吾さんが51歳の若さで、

2016/1/10にすい臓がんのため亡くなりました。

 

J-WEBやテレビでの独自のコメントとやさしそうな人柄が

音声からも伝わる方で大変残念です。

 

すい臓、肝臓、胆道は沈黙の臓器と呼ばれていて、痛みなどの

自覚症状の乏しさがあるために、

 

ガンにかかった時には早期発見が遅れてしまう傾向がある

臓器です。

 

肝臓・胆道・すい臓がんの患者はステージが進んでいることが

多く、手術を施したとしても生存率は高くはない傾向があるのです。

 

肝臓・胆道、すい臓がんの名医である上坂克彦氏は外科専門医として

高い技術力があることで「情熱大陸」でも紹介されています。

 

 

上坂克彦氏がすい臓がんの名医であるのは生存率の高さ

人柄というのは顔立ちにも現れるのでしょう。

上坂克彦医師は大変優しそうな顔立ちをされています。

 

すい臓がん、肝臓がんなどで生命の危機に直面した患者さんは

ガンが発見されたときは早期であれば治癒できるものでしょうけれども、

 

ステージがある程度進行してしまっている人が多いのが現状です。

 

その時の医師の対応はどのようになるのか?

 

ガンが進行して末期がんやその手前の状況であれば、

余命が短いことも専門医ならすぐにわかります。

 

上坂克彦医師の場合は外科医として手術を担当し、

  • 2年後の生存率70%
  • 5年生存率45%

 

という驚異的な実績を上げて患者さんに希望を与えてきました。

 

手術の技術だけではなく、熱意のある対応で可能性を追求した結果名医と呼ばれている?

 

 

上坂克彦医師が名医と呼ばれるのは

手術の技術力だけではありません。

 

他院で無理と診断された患者でも自分が出来ると信じれば挑む

と語る上坂先生の前向きな姿勢こそが、

 

患者さんに希望を与えてくれます。

 

治らないガンを治るがんへという信条は素晴らしいです。

 

名医であることは間違いないのですが、手術が上手いだけではなく、

諦めずに患者さんを何とかしたいという熱意があるからの

驚異の実績であると感じます。

 

 

上坂克彦先生は臓器のスケッチを詳細に描くスキルが手術を成功させている背景に

ただし、熱意だけあれば名医となれるかと言えば、

答えはNOです。

 

上坂先生には平均的な医師よりは並外れた

才能や技術があるということです。

 

上坂先生の技術の裏付けになっているのが

臓器が立体的にどうなっているのかのスケッチです。

 

実際に臓器を手術で取り出して外科手術を行った人でなければ

描けないような詳細な臓器の配置、

立体的な状況把握ができません。

 

そして、膵臓という胃の裏側に隠れている臓器についても、

どのような臓器なのかを明確にスケッチできているのです。

 

明確にスケッチできているということは

頭の中に明確なイメージが出来上がっているからこそ

できることです。

 

内蔵について、位置関係や表側だけではなく

裏側まで、明確なイメージができているからこそ、

手術が成功する確率が高まるというわけです。

 

 

上坂克彦先生の経歴とは?

上坂克彦先生の経歴ですが、

上坂克彦(うえさか・かつひこ) 1958年愛知県豊田市出身。

学歴:名古屋大学医学部卒業

 

当時の国立がんセンター病院(東京)に勤務し、

2002年にオープンした静岡県立静岡がんセンターにて肝・胆・膵外科部長に就任。

すい臓がん切除後に抗がん剤治療を行う全国的な大規模臨床試験で代表研究者を務め、

患者の2年生存率70パーセント、5年生存率45パーセントという驚異的な数字で世界から注目された。

 

「良い癌医療をしたい」の一念で開業から13年の静岡がんセンターを

全国トップレベルの治療拠点にまで牽引した手腕の持ち主だ。

趣味は音楽鑑賞で小澤征爾の大ファン。

3人の子どもは「全員文系で誰も医師を志さなかった」と笑う57歳。

引用元:http://www.mbs.jp/jounetsu/

 

上坂克彦先生の出身大学である名古屋大学は東大、京大とならぶ

旧帝国大学の1つです。

 

名古屋大学は医学部でなくても入学は難しいですが、

名古屋大学の医学部となれば、

どれだけ入学するのが難しいかがわかります。

 

世界からも注目されるすい臓がん患者の5年生存率の高さという

実績は正に驚異的ですから、

 

すい臓がん、肝臓がんの患者さんなら、静岡県ではなくても、

全国から頼りにされる存在です。

 

 

いい医療、名医を探している患者さんには、

上坂克彦氏の存在を是非知っていただきたいと思います。

 

肝臓・膵臓・胆道がんの分野では上坂先生の

母校名大にも名医がいます。

 

⇒胆道がん名医=梛野正人名古屋大学病院教授は余命宣告された患者を救う!その経歴とは?

をご参照ください。

 

すい臓がん患者さんも真似たい上坂克彦先生の食事とは?

上坂先生は多忙な仕事の合間に食べる奥様の愛妻弁当は

玄米ご飯であることにも

 

仕事に全力を尽くすための健康管理意識の高さが

垣間見られました。

 

すい臓がんという最も困難な難病に苦しむ患者さんの姿を

日本でも最も多くみている医師であれば

 

がんを予防する意識も高いはずです。

 

上坂克彦先生がなぜ玄米ご飯を食べているのか?

 

奥様の愛情なのかご本人の希望なのか

知りたいところではあります。

 





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