韓国で日本産木材 ヒノキや杉が人気の理由とは?



日本では人口減少が問題になっていますし、

今後住宅建築のニーズが高まることは予想されていません。

 

一方で、中国や韓国では経済成長や人口増加もあって、

平均年収も増加傾向です。

 

特に韓国では、ほとんどの人が集合住宅であるアパートやマンション

に住んでいるという状況の中で、

 

木造の土地付き一戸建てを新築したいというニーズ、憧れが、

高まっています。

 

韓国には、日本の在来工法と似た建築方法があって、

木造住宅へのニーズが高い点が特徴です。

 

韓国でも国産の松などが生産されているのですけれども、

木材の8割以上は輸入に頼っているのが現状です。

 

日本からの輸入量は多いとは言えない状況ですけれども、

韓国で、一戸建て(韓屋)を建築するなら、

日本産木材であるヒノキで建築したいというニーズが

高まっているのです。

 

所さん!大変ですよで日本産木材が韓国で人気であることが紹介される!

海外では日本産の木材の意外な大ブームが

巻き起こっていることが判明。

そんな身近な樹木を巡る知られざる世界。

出典:http://www4.nhk.or.jp/taihentokoro/

 

海外とは韓国のことを指しています。

どうして、韓国で、日本産木材が人気なのでしょうか?

 

韓国では木造一戸建てに対するニーズが高い!

韓国は日本との比較でも経済成長率が高いまま

安定的に推移してきました。

 

現状、韓国の人たちが住んでいる住宅は

集合住宅が主流です。

 

アパートや高層マンションに住むのが当たり前である中、

木造一戸建てに住みたいというニーズが生まれています。

 

韓国でも「韓屋」とよばれる柱と梁を組み合わせた、

日本の在来工法に似た工法で建築された、

 

木造住宅があるので

木材に対する関心が高い国でもあります。

韓国産の松より、なぜ日本産木材のヒノキ、杉が人気なのか?

木は伐採したばかりの段階では水分を多く含んでいるので、

乾燥させずに無垢材を使うと、

ひび割れ、反り、曲がりが生じてしまいます。

 

日本でも無垢材を使うよりも集成材の方を好む人がいるのは、

無垢材の反りや曲がり、亀裂のリスクを嫌うからです。

 

日本では、伐採した木材を乾燥したうえで建築用材料として利用する仕組みが

ありますけれども、韓国では、これまで

木材に対する品質管理が日本ほどには徹底されていませんでした。

 

結果的に、韓国産の松を利用して建築した住宅の柱や梁に

亀裂が生じてしまったりしている現状もあります。

 

また、木目の美しさや香りなど、韓国の人たちも

自然美を重視する傾向があるので、

 

木造住宅を建築したいと希望する人にとっては、

  1. 日本産のヒノキ
  2. 日本産の杉
  3. 韓国産の松

の順に、人気があります。

 

無垢材に限らず、日本産の杉を使った集成材は

ひび割れを起こしたりしていないという実績も、

 

韓国での日本産木材の人気の理由です。

 

 

 

日本の大手ハウスメーカーも日本産ヒノキの家で、韓国へ進出!

日本のハウスメーカーでは、木造の住友林業が

韓国へ進出しています。

 

 

また、「すてきナイスグループ株式会社」も

 

韓国で、「suteki home」という名称でヒノキの

木造住宅を販売しています。

 

日本国内では杉の木が特に多くなりすぎて

花粉症に悩んだり、

 

高くなった樹木のために日照時間が短くなったりしている

地域もあります。

 

景観的には杉の木は秋に紅葉しないので、

ほどほどに伐採をしたほうが景観が良くなる場合もあります。

 

杉や檜を輸出するほどに、林業が活性化することが

必要とされているのではないでしょうか?

 





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