中学受験で失敗して公立に進む人はついてますよ!
中学受験も2月上旬で山場が終わって、
あとは合格発表を待つだけだと思いますが、
合格した人は努力が報われてよかったと思うのですが、
残念ながら不合格になって公立中学に進学することになった人たちも
結果的には失敗ではないのでは?
中学受験を失敗せず東京大学理Ⅲを目指すような学習法は本当に子供の為になるのか?
中学受験では頂点にある中学は男子御三家、女子御三家などの
中学だと思います。
開成中学に仮に合格したとして、その後東大へ進学するための
コースに乗って学習を進めることにどれだけの意義があるのかを
よく考えた方がいい気がします。
荒川区西日暮里にある開成学園の周辺には
開成に入学するための塾があったり、
東大に進学するための予備校があったり、
目的はそれだけなのか?と思わず感じてしまいます。
開成中学に入学するために小学4年生から塾通いをして、
合格したかと思えば、
今度は東大を目指すための予備校へ通う生活が始まるなんて
ぞっとします。
今では人工知能東ロボ君が東大目指して日々進化しています。
受験の世界ではなくても、将棋や囲碁の世界でも
プロ棋士を打ち任せるような人工知能が開発されています。
「東大に合格する学力」=「人工知能なみの学力」
だとすれば
東大合格への学力は人工知能なみの模試成績
を残せたにすぎない出来事かもしれません。
塾歴社会か階層固定か
大学受験の最難関「東大理Ⅲ」の合格者の6割以上が、ある塾の出身者で占めていることをご存じだろうか。なぜこんなことが起こるのか。(育児・教育ジャーナリストのおおたとしまささん寄稿)
AERA最新号から。
— AERA (@AERAnetjp) 2016, 1月 25
人工知能なみの優秀な頭脳を持った学生が有名私立に進学して、
その後さらに、東大理Ⅲへ進学するためのトレーニングマシンで
鍛え上げれらる姿は東ロボ君の頭脳を日々、進化させているような
姿ではないでしょうか?
その意味で、中学受験を失敗してしまい、公立に進むことにした人たちは
一旦、既定のルートから外れたという点で
受験で失敗してよかったといえる側面も
あると思うんですね。
私立名門ではなく公立に進学することのメリットとは?
中学受験を失敗したとしても難易度が高い私立を不合格になった小学生の学力は
決して低くないと思います。
しかも中学受験の受験勉強のお陰で、
毎日勉強をする習慣も身についているでしょうし。
公立中学で学ぶスピードや難度は私立と比較したら
楽で学校の勉強自体に使う時間は少なくて済みます。
学校での勉強に使うエネルギーを部活や趣味の時間に
利用することで体力が得られたり、
対人関係のコミュニケーション能力が磨かれたりと、
公立中学で過ごすことも悪くはありません。
どうしても人工知能なみに受験の技術を磨きあげたいのでしたら、
塾に通うこともできるでしょうから選択するチャンスはあります。
公立中学生時代は部活や趣味に没頭して体を鍛えることが
高校生や大学生以降になって
本気で成果を出す必要があるときに、
体力と気力で成果を出す土台ができるかもしれないのです。
公立トップクラスの高校への合格者は中学受験経験者が
中学受験で運よく志望校へ合格して進学することもよい体験ができたかもしれませんが、
周りが優秀な人に囲まれて、
劣等感を持つよりも、公立中学でトップクラスの成績を
維持するもの悪くはないです。
結果的に中学受験経験者が県立千葉、県立浦和、浦和一女、川越、川越女子
などの有名な公立高校へ合格している実態もあります。
勉強の習慣ができていて、学ぶ楽しさを
習得できたことは中学受験のメリットでもあります。
2015年ノーベル賞受賞した梶田隆章教授も大村智教授も公立中高校出身でスポーツをやっていた
2015年に日本人でノーベル賞を受賞した梶田隆章教授と大村智教授は
地方国立大学出身でしかも公立高校出身者です。
梶田教授は弓道を高校大学と部活で励んでいました。
大村教授はスキーで国体選手にもなっていたくらいです。
子供の頃からほとんど勉強などせずにのびのびと育ったから
余力が残って、大学を卒業してからも学び続け創造的な成果をあげています。
受験に勝つことだけを目標にする学び方では
1つの正解を正しく正確に導き出す
人工知能のような発想法になってしまう弊害がないでしょうか?
アップルの創業者のスティーブジョブズが言った
「ステイ フーリッシュ・・愚か者であれ」という名言もあります。
この名言を私なりに解釈すると、
「人工知能の東ロボくんみたいな画一的な考え方や発想をするな!」
とも聞こえてきます。
「天は二物を与えず」という諺があるように、
受験で勝ち続けることで失うものもある気がするのです。
その意味では、中学受験で失敗して公立中学へ進学することは
違う何かを得られるチャンスだと思いませんか?
公立高校出身者でも難関大学へ進学している?
中学受験専門のカウンセラーをしている安浪京子先生は
多くの著書を出版している算数指導の専門家として知られています。
難関私立中学専門の関西、関東で最も実績のある中学受験塾での
算数講師を努めてきた実績があります。
しかし、安浪京子先生の本でも紹介されている通り、
安浪京子先生自身が高校まで公立で学び、
高校時代の同級生は多数国立の医学部等へ進学していったといいます。
安浪先生自身も神戸大学という難関大学出身者です。
安浪先生が著書の中で指摘しているのは中学受験には
精神的、性格的に向き不向きがあるということで、
私も同じように感じています。
要するに、中学受験に向いている精神年齢が高めの成長が早い子供は
早期の受験に向いているかもしれませんし、
一般的な子供は公立へ進学してからじっくりと
大学受験で難関大学を目指せる場合があるということなのです。
サピックスの最上位クラスの算数担当といえば、
男子御三家から東大またはそれに準じる大学を卒業した先生という
場合もありえるのですが、
安浪京子先生のように中学受験を経験していない
難関大学出身者というケースもあるわけです。
中学受験での合否は必ずしも将来の能力まで
測定してるわけではありません。
中学受験の失敗を忘れて前向きに今この瞬間に集中!
お金はいくらでも取り返すことができるものですけれども、
過ぎ去っていった時間は取り返すことができません。
中学受験がうまく行かなかったことを思い出させるような
四谷大塚、SAPIX、啓明舎、市進学院などのテキストや
市販の学習参考書なども、
思い切って処分してしまいましょう。
古本屋さんでは大手塾の教材や中学受験の参考書などはマイナーすぎて
買取らない傾向がありますが、
あなたの参考書 高く買います!!全国送料無料「学参プラザ」 なら、
自宅から送料無料(20冊以上)で本を送るだけで、
状態が悪くなければお金に変えられて誰かの役に立ちます。
参考までに、予習シリーズなどを「学参プラザ」に買取ってもらった
口コミは
参考記事⇒ブックスドリーム学参プラザの買取の評判はどうよ?送料や口コミを紹介!
をご参照ください。
中学受験で投資した参考書を売り払ったお金で、これから買いたい
教材や参考書を購入する足しにすれば有益なはずです。
二度とない「いま」という時間をフル活用すること、
今、するべきことに集中することが非常に重要です。