小安峡温泉の阿部旅館 日帰り入浴の露天風呂と今昔風呂ってどう?



秋田県湯沢市にある小安峡温泉には、日帰り入浴ができる

旅館や共同浴場などが多数あります。

 

小安峡といえば、春から秋にかけて、水無瀬川やその支流では

渓流釣りに出かける人もいますし、

 

秋は紅葉の名所として県内外から多くの人が訪れます。

 

冬は小安峡温泉スキー場もあったり、

雪景色を楽しめる温泉として人気があります。

 

小安峡温泉にある阿部旅館はいくつかある旅館の中では

人気の秘湯として知られていますけれども、

日帰り入浴のみの利用もできます。

 

実際に阿部旅館で日帰り入浴で利用できる

今昔風呂と露天風呂に入ってみましたので、

画像も合わせて紹介していきます。

 

 

小安峡温泉郷で阿部旅館は遅い時間まで営業しているのが特徴

小安峡へ紅葉を眺めながらドライブがてら、

日帰り入浴を楽しもうと思って、

案内所でパンフレットを見てみると、

多くの旅館や共同浴場がありました。

 

小安峡では最も有名な多郎兵衛旅館を始めとして、

日帰り入浴できる時間は、

午後3時までというところが多いです。

 

そんな中で、阿部旅館だけは、午前8時から午後8時まで

日帰り入浴が利用できる点が特色です。

 

ドライブをしてあちこち走り回って、

時間的に午後2時を過ぎた時間帯では、

午後3時までのタイムリミットでは

利用できません。

 

そんなわけで、阿部旅館へ行ってみることにしました。

 

阿部旅館へのアクセス方法

 

小安峡温泉の中心部から国道398号を

東成瀬村の栗駒山荘方面へ走ります。

 

大湯温泉 阿部旅館

国道398号線沿いからすぐに建物が見えないので

「大湯温泉 阿部旅館」という木の看板が目印になります。

阿部旅館入口付近

そして、阿部旅館へは国道398号から、細い下り坂を降りていくと

阿部旅館の駐車場と建物が見えてきます。

阿部旅館出口付近の坂道

国道398号がある方が高い位置にあって、

国道に沿って流れる水無瀬川へ下るように

降りていくということになります。

 

紅葉シーズンに行ったので問題ないですが、

冬は細い坂道なのでスリップには注意したいところです。

 

阿部旅館 正面

あまり広々としていない駐車場の周辺からも温泉の湯けむりが

登っているので本格的な秘湯の雰囲気が出ています。

 

阿部旅館の建物はドライブでよく走っている国道沿いからは

見えていません。

 

隠れるようにひっそりと「秘湯」ですから、

というふうにして存在しています。

 

阿部旅館の日帰り入浴の利用法!利用できるのは今昔風呂と露天風呂

まずは正面玄関から入って、受付で

日帰り入浴をお願いすると、

一人あたり500円を支払って、

一旦正面玄関から外に出ます。

 

 

正面玄関にむかって左側の通路を通って、

今昔風呂と露天風呂がある建物へ向かうことになります。

阿部旅館 今昔風呂

 

ロッカー

阿部旅館 ロッカー

通路を降りていくと、貴重品入れと書いた

無料で利用できるロッカーがあります。

 

ゴム付きの鍵を持って、貴重品は

ロッカーへ置いておくほうがいいでしょう。

 

阿部旅館 露天風呂への通路

日帰り入浴で利用できるのは今昔風呂と隣接する

露天風呂です。

 

今昔風呂に行くまでに通路を歩きますが、

周囲の山々の景色がよく見えて

山の中にいることを実感します。

 

阿部旅館 連絡通路

阿部旅館本館と離れにある今昔風呂と露天風呂をつなぐ

下り坂の連絡通路を降りていきます。

 

かなり古めかしい雰囲気で、

今昔風呂と命名していている理由がわかる気がします。

今昔風呂 扉

裸電球の照明がレトロ感を出していますし、

木製の外壁もレトロ感満載です。

 

木の扉を開けると、脱衣所があって、

脱衣所の先には、今昔風呂があります。

 

 

今昔風呂(シャワー、蛇口なし、石鹸のみあり)

今昔風呂は、周囲が黒い木の壁で仕切られているものの、

頑丈な住宅の壁のようでなくて、

簡易的な小屋のような作りです。

 

もちろん、男湯と女湯はわかれているものの、

一つの大きな浴槽を

木製の木で仕切ってあるだけです。

 

男湯にいて、女湯の話し声が筒抜けですし、

逆も同じだと思います。

 

今昔風呂と命名されているように、

昔からの温泉のイメージで、

現代風のシャワーやお湯や水がでる蛇口などはありません。

 

また、シャンプーやボディーソープもなく、

石鹸だけが置いてあります。

 

体を洗うときなどは、桶を使って

体に水をかける方式で行います。

 

シャワーや蛇口くらいは完備しておいてほしいという方には

不向きな日帰り入浴となります。

 

昔からの秘湯はシャワーも蛇口もなくて当たり前で、

それだから雰囲気がいいと思える片向きの

温泉となります。

 

 

露天風呂は山の景色を楽しめる

露天風呂は今昔風呂の戸をあけると、

露天風呂に出ることができます。

 

季節は紅葉シーズンでしたので、

周辺の紅葉を眺めながらの入浴ができます。

 

もちろん、周りに民家やその他の建物は一切なくて、

川の流れや山の緑を堪能しながらの

入浴ができます。

 

大自然の中の外で、素っ裸になっているので、

ちょっと落ち着かない感じもします。

 

その他の湯沢市内の紅葉の穴場については、

参考記事⇒新緑と紅葉の名所や穴場は秋田県湯沢市に!

をご参照ください。

 

トイレ無し

露天風呂や今昔風呂がある離れには

トイレはありません。

阿部旅館 トイレ

ロッカーがある場所の近くに、

トイレのマークがあるので、

本館のある建物の方へ行く必要があります。

 

トイレは済ませてから、日帰り入浴を利用するほうが

面倒ではないということです。

 

温泉に入ってみて感じた効能は?

山や川のいい景色を眺めながら露天風呂に入ったりして、

視覚的にはかなり癒やされる場所です。

 

今昔風呂や露天風呂についても、

温度はそれほど暑いお湯ではないのですが、

体は十分に温まります。

 

そして、長距離ドライブの疲れも取れて、

逆に脱力感を感じるくらいにリラックスできました。

 

ただし、疲労回復については実感できましたけれども、

その他のことについてはよくわかりません。

 

泉質はアルカリ性単純硫黄泉ですけれども、

源泉は98度の高温ですので、加水しているはずなので、

その分、本来の温泉パワーが薄まっている点は

否めません。

 

秋田の温泉で難病に効能が期待できそうな評判が高い、

玉川温泉や後生掛温泉のように、

病気が治ったというような口コミはあまり聞きません。

 

病気を治したいという方は、

医者が教える最強の温泉習慣

で紹介されている温泉の方が

よいかもしれません。

 

 

小安峡温泉は効能というよりは、

雪景色、紅葉、新緑などを愛でながら、

 

周囲の景色を堪能することで、

癒やしを得られる場所というのが

特色と言えるのかもしれません。

 

森林浴を兼ねながら温泉を楽しむ

場所ということでしょうか。

 

かなりリラックスできます。

 

阿部旅館にはどんな人が来ていたのか?

仙台から阿部旅館に来たという方が、

今昔風呂に入りながら

 

「ここは秘湯ですね!」

と感想を述べていました。

 

昔ながらの山奥にある温泉宿の雰囲気が

お気に入りの様子でした。

 

また、一緒に、温泉に入っていた他のもうひとりの客は、

はるばる東京から阿部旅館に宿泊に来ていて、

昨日までは秋の宮温泉郷にある鷹の湯に宿泊していたといいいます。

 

鷹の湯も役内川のほとりにある露天風呂が有名な

景色がいいところです。

 

ということで、秘湯好きが訪れているという

印象です。

 

ちなみに、阿部旅館の駐車場には、

県外の車がならんでいました。

 

  • 函館ナンバー
  • 仙台ナンバー
  • 青森ナンバー
  • 岩手ナンバー
  • 庄内ナンバー

と言った感じで、

東北中心ではあるものの

県外ナンバーばかり。

 

 

阿部旅館がある皆瀬地区は皆瀬牛とうい

黒毛和牛が生産されていて

秋田牛の中でも最も美味しいお肉と言われています。

 

参考記事⇒皆瀬牛が食べられる店=かえで庵は秋田県湯沢市の紅葉の名所に!

 

皆瀬牛も阿部旅館では堪能できる点も

温泉以外の魅力と言えます。

 

 

 





関連記事:


コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ