湯の沢温泉 日勝館の効能はどう?秋田県民の口コミを紹介
日本全国に源泉かけ流しの山奥にある知る人ぞ知る
秘湯と呼ばれる温泉がいくつかあります。
秋田県にも有名な温泉地は乳頭温泉郷、玉川温泉など、
全国的にも知られている温泉がある中で、
こじんまりと営業をしている温泉宿もあります。
その中の1つが、秋田県湯沢市院内地域にある、
日勝館です。
超山奥にあるため、地元の人でもそうそうは行く人が
少ない温泉です。
あまり人気がない温泉ながら遠方からわざわざ
湯治に来る人もいるのは、
それなりの効能についての
評判や口コミが人づてに浸透しているからでしょう。
実際に、湯の沢温泉にある日勝館の温泉を利用した人の
口コミを紹介していきます。
日勝館は山奥にある秘湯!
日勝館は超山奥にあることはよく知られているようです。
では、どのくらい山奥なのかといえば、
日勝館がある院内という地域には院内駅もありますし、
民家があるものの、
湯の沢温泉の日勝館がある地域には
民家は一切ありません。
グーグルマップを見てみても分かる通り、
山道も日勝館のところで途絶えています。
雪国にありがちなこととしては、冬場の12月から翌年4月末までは、
閉館するほどの山奥でもあります。
(営業は例年5/1~11/20の7ヶ月間弱)
紅葉シーズンの10月中旬から下旬ごろ、
湯の沢温泉についでに立ち寄るというのも
いいかもしれません。
湯ノ沢温泉日勝館
所在地:〒019-0112 秋田県湯沢市下院内字湯の沢国有林
TEL :0183-52-4129
営業期間:5/1~11/20
入浴:午前8時~午後7時(午後6時頃までには行かないと7時で終了します)
料金:大人500円
食堂:午後1時に終了で、事前に予約
日勝館がどのくらい山奥なのかがわかる口コミ
日勝館に真夏に行ってきた人の口コミでは、
アブが多くて大変だったということです。
車の窓をあけたらアブが飛んでいるので、
車の中にアブを入れないようにすぐにドアを
閉めないとならないような状況です。
アブが苦手な人は、真夏の暑い時期の日勝館は
警戒する必要があるかもしれません。
どんだけ山奥なのか想像つきましたでしょうか?
逆に言えば、大自然の真っ只中にあるわけで、
非日常から開放されて、
温泉で体を休めたい人には最高の環境とも言えるのです。
日勝館の日帰り入浴についての口コミ
秘湯と呼ばれるような源泉かけ流しの温泉にありがちなのは、
シャワーなどはないことがよくあります。
温泉に日帰り入浴をする目的の1つに、
シャワーや蛇口を利用して
体をしっかりと洗いたいという
日常生活と同じものを求める人には
向いていない温泉です。
シャワーがないと嫌だと言う方は、
湯の沢温泉の温泉をパイプで引き込んでいる
ホット館(院内駅近く)をおすすめします。
そのかわり、循環加熱式で源泉かけ流しではありませんが。
湯の沢温泉=日勝館の効能についての口コミ
日勝館にはいろいろな効能が噂されているようですが、
100キロメートルも離れた秋田市から湯治に来たという方は、
湯治の目的は、「痔」の症状を改善するためだそうです。
実際に、温泉に入ると良くなるらしく、
「毎日でも日帰り入浴で利用できる地元の人達が
羨ましい」と言っていました。
湯の沢温泉の温度は39.9度で熱くないために、
水で薄める必要がない点も
効能が出やすいと言えるのかもしれません。
泉質はアルカリ性単純温泉ではありますが、
温泉に含まれる好物が単純であるという意味ではなく、
- 炭酸水素イオン
- ナトリウムイオン
- 硫酸イオン
- 炭酸イオン
- 塩素イオン
- カルシウムイオン
といったイオンが温泉に複数含まれてます。
参考図書⇒温泉と健康 (岩波新書)
痔によいと聞いて、はるばる100キロも遠方から
湯治に来るほどですので、
皮膚にはよい温泉といえるのかもしれません。
湯の沢温泉は痔によい温泉の性質を満たしていた!
実際に、温泉療法医の井上毅一医学博士(世田谷井上病院設立者)は、
著書「こんな温泉が体の疲れを癒してくれる―温泉医が教えるチェックポイント (プレイブックス)」
の中で、
痔に効能が期待できる温泉の泉質としては、
- 単純温泉
- 二酸化炭素泉
- 硫酸塩泉
などで43度未満のぬるめのお湯にゆっくりとつかるとよいと
指摘しています。
井上先生の視点からも、
湯の沢温泉(39.9度)は痔の症状を改善するには
よい湯治場であることがわかります。
簡単に湯の沢温泉にアクセスできない方は、
自宅で、よもぎ風呂などを試してみてはいかがでしょうか?
参考記事⇒ダニに刺された跡(環状紅斑)を消すにはよもぎ風呂!ダニ退治の方法は?