下重暁子は父母と子供の絆も「持たない暮らし」?



爆報!THEフライデー(TBS系)

2015年10月23日(金) 放送では、

下重暁子が日本に警鐘!「家族という病」』

 

と題して、2015年に50万分のベストセラーとなった

「家族という病」の著者である、

 

下重暁子(しもじゅう あきこ)さんが

テレビ出演されます。

 

作家活動が主体ですから、

バラエティー番組には

 

人生で2度目の出演ということで、

人生を深く思慮する

 

作家の生き方を

面白おかしく伝えてくれそうです。

 

下重さんの本では「家族という病」が

最近のヒット作になりましたが、

 

タイトルが家族の否定的な一面が

あることを表していて

センセーショナルです。

 

下重さんの日本の親子関係、夫婦関係、家族の関係をどのように

とらえているのでしょうか?

 

 

「家族という病」の著者下重暁子の経歴は?

NHKではかつてはアナウンサーとして

活躍した時代もある

 

下重さんですが、バラエティー番組には

今回で2度目の出演で

 

毎度おなじみではないですから、

経歴を確認してみます。

 

 

  • 出身地:栃木県宇都宮市出身
  • 生年月日 1936年5月29日 79歳
  • 職業:日本の作家・評論家・エッセイスト、称号は文学士。
  • 出身大学:早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後
  • 卒業後の経歴:NHKに入局。アナウンサーとして活躍後、フリー。
  • 著書:「家族という病」「持たない暮らし」「老いの覚悟」母の生き方は間違い」「夫を夫だと思ったことは無い」

 

79歳にして著書「家族という病」が

ベストセラーになるというのは、

 

時代の流れをとらえている

証拠ですね。

 

肉体的には衰えても、長年の人生経験を

通して執筆活動をする姿は

素晴らしいと思います。

 

名門早稲田大学から、NHKに入局する

エリートコースとも呼べる

 

はたから見ると順風満帆の人生に

見えるのですが、

 

それでも、著書にあるように、家族や、夫、母、など、

身近なところにある

普通の価値観に対して、

 

これまでの考え方は本当なのかと

疑問を投げかけています。

 

 

下重暁子の著書「持たない暮らし」は嘘?

 

下重さんは著書に「持たない暮らし」が

あります。

 

本の中身は

「人も社会も余分なものを持たないことだ。人、物を大切に生かし、その命を生かす暮らし方。」

という触れ込みですが、

 

出演するテレビ番組では

下重さんが40年かけて集めた

 総額約5000万円相当とも言われる

 

国宝級のコレクションをテレビで

公開してくれます。

 

これって、「持たない暮らし」

と矛盾する気がしますけど?

 

下重さんにとっては余分なもの

ではないのでしょうか?(笑)

 

実際に、持たない暮らしを読んでみると、

下重さんにとって、物を持たないというのは、

 

断捨離本や整理術についての物を減らすこととは違う価値観が

あることがわかります。

 

下重さんにとって大切にしてきたこと、大切なものは何かを考えて、

親から子供へ引き継がれてきた家具類など、

 

今風ではないものだけれども愛着をもって大切に利用する姿勢が

読み取れます。

 

物を極力減らすというよりは、不必要なものを買っては捨てて

自然環境を破壊するような生き方をやめようという

メッセージが伝わってきます。

 

Amazonのレビューは評価が低いのですけれども、

私は、非常に共感できるところが多く、

非常に引き込まれました。

 

便利な暮らしを捨てられない人が多いために、

簡単には受けいらられないということかもしれません。

 

実家を相続することになった人や、

実家を相続する可能性がある人には

参考になる本かもしれません。

 

下重暁子は「家族という病」で伝えたいことは何?家族の絆も「持たない暮らし」?

 

このところテレビの報道を見ていて、

介護疲れのせいなのか、

 

家族の中で殺人事件が

多いように思います。

 

娘が母の介護に息詰まる、

夫が妻の介護に息詰まる、

など、

いろんなケースがあります。

 

下重暁子さんは、家族の中で発生する悲劇的事件を

「家族という病」を通して、

 

警鐘を鳴らしているのでしょう。

 

「子供なら親の面倒を見るのは当たり前」だと

思う親の存在があったり、

 

親は面倒を見てくれと思っていなくても

「子供は親の面倒を親の自宅に同居して

 

仕事などを犠牲にしてまでする必要が

ある」とか、

 

こういうことが、下重さんが冷静に見ると

「家族という病」に見えるのだ

と思います。

 

一見、家族の絆や家族愛などを否定しているようにも

思える考え方に見えますが、

 

お互いの考え方や価値観を尊重するためには

家族だから盲目的に絆があって愛があるという

考え方をしないで、

 

お互いの価値観を大切にして

家族として接していくべきではないかと

考えているのでしょう。

 

実際に著書の中で、家族同士の殺人事件が起きても、

世間常識からすると、驚くべきことにもかかわらず、

 

下重さんには「起こり得る話」とうつっていると

述べています。

 

下重暁子が「家族という病」で暴露した、母と父のこと

 

下重さんは、「家族という病」の中で、

自身の体験を語っています。

 

  • 母の過大な愛情を重荷に感じていたこと、
  • 父との確執など

 です。

 

家族だから母親だから娘に愛情を120%注ぐのは

当然のことだと思われてきました。

 

恐らく下重さんの母親は母はこうあるべきだという

理想の母親像を演じて、

 

下重さんに接していたのかもしれません。

 

そのことが下重さんにとって

煩わしく感じたのでしょう。

 

世間から見た「いいお母さん」を

子供ですら望んでいるとは

限らないということですね。

 

子供や夫を捨てて不倫に走る妻は

論外でしょうけれども、

 

いい母と娘を演じるのではなく、

あくまでもお互い自分の人生を歩むことを

下重暁子さんは重視しています。

 

 

子供がいない下重さんですが、

子供がいることのいい点は

得られないにしても、

 

子供がいないお蔭で仕事に専念してきて

自分らしく生きている気がします。

 

世間が見るスタンダードな

家族の形成の仕方をしなくても

いいのでしょうね。

 

下重暁子と父、母との親子関係とは?

下重暁子さんのご両親やお兄様はすでに他界

されています。

 

下重さんは著書「家族という病」の中で、

お父様が亡くなる寸前でも御見舞に行かなかったことを

明かしています。

 

陸軍士官学校まで卒業された超エリートの

お父様が、戦後、梯子を外されたかのように、

 

これまでの自身の存在が否定されたことで、

不満が募り、

 

家族に対してもイライラしていたために、

「触らぬ神に祟りなし」といったような

対応をとっていたことが明らかになっています。

 

また、父親がなくなってしまったあとでも、

母親と同居して、お互いに甘えた関係になるのではなく、

別居して、距離を置いていました。

 

家族だからこそ、余計に面倒な人間関係を

下重さんは排除してきたのですが、

冷たい人ということではなく、

 

清々しく、我が道を生きるという意味では

ありえる選択です。

 





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