秋田県の胃がん死亡率ワーストランキング1位の原因は漬物の食べ過ぎ?
秋田県は空気もよくて
美味しい農作物や果物などが大量にとれるので
いかにも健康的な印象もあるのですが、
実は胃がんの死亡率ワーストランキングにおいては
秋田県は男女ともにダントツに全国平均よりも高い状況です。
胃がんを発症する原因は
井戸水の利用によるピロリ菌の感染も疑われていますが、
根本にある食生活が漬物とみそ汁をよくたべる習慣にも
ありそうです。
胃がんによる都道府県別死亡率ワーストランキング1位は秋田県
美しい自然が多く、空気も綺麗な場所に住みながらも
なぜか全国平均と比較して胃がんの死亡率がもっと高い県が
秋田県です。
男子の胃がん死亡率ワーストランキングは
- 秋田県
- 栃木県
- 山形県
- 新潟県
- 青森県
出典:http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/rouken/tdfk-d2/pref.html#i-m
といった顔ぶれです。
女性の胃がん死亡率ワーストランキングは
- 山形県
- 富山県
- 秋田県
- 奈良県
- 栃木県
出典:http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/rouken/tdfk-d2/pref.html#i-m
となっており、女性も高いほうに入ります。
男女合わせたら総合ワースト1位は秋田県でしょう。
胃がんの原因はピロリ菌と塩分?
胃がんを発症する人の99%はピロリ菌への感染があると
言われています。
ピロリ菌に感染しても胃がんを発症するとは限りませんし、
ピロリ菌の感染がなくても胃がんになる人はいます。
むしろ、食生活に原因がありそうで、
塩分の取りすぎが主因であると考えらています。
原因になりそうなものは塩分以外にもストレスなど多くあるのですが、
秋田県や山形県などが上位に入っているのは
東北特有の食生活である
塩分の取りすぎが原因である可能性は大きいです。
漬物やみそ汁は塩分が多い代表です。
胃がんの犯人はピロリ菌であるという考え方が主流ではありますけれども、
塩分のとりすぎは胃がんの発症のきっかけになります。
多すぎる塩分は胃を保護している胃粘膜を溶かしてしまうことで、
胃潰瘍や胃がんのリスクを高めてしまいかねないからです。
ピロリ菌を退治する期待がもたれる「はちみつ」の民間療法とは?
ひとさじのはちみつという本で紹介されている
蜂蜜をつかった民間療法の中に、
はちみつの胃薬という章があります。
実際に効果があったかどうかを実証しているわけではないものの、
はちみつがピロリ菌の退治に効能が期待できることが
紹介されています。
蜂蜜の中でもマヌカはちみつと呼ばれる蜂蜜が
実際にAmazonでの評判も良さそうです。
マヌカハニー Amazonで口コミや価格などを確認して見てください。
蜂蜜の効能は西台クリニック医院長も推奨
蜂蜜に胃がん予防が期待できることは、
がん予防やがん治療を食材で行っている
西台クリニック医院長の済陽高穂先生
が著書「女40歳から体が若くなる食べ方」の中で
コメントしています。
胃がんの発症を抑える効果がある野菜や果物!漬物には効果はなかった?
野菜や果物は胃がんの発症を減らす方向に作用するのではないかという
研究データもあります。
その一方で漬物には胃がんを抑制する効果が
なさそうなのです。
漬物の食べすぎにご用心
今回の調査では,漬物をたくさん食べる人の発生率は,高くも低くもなりませんでしたが,
これまでに行われてきた研究では,漬物は塩分を多く含むため胃がんの危険因子だといわれています。
胃がんを予防するためには,漬物以外の新鮮な野菜の摂取を心がけましょう。
出典:http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/257.html
この研究結果は国立がん研究センターが
発表しているものです。
秋田県は胃がんの死亡率が高いということと、
秋田県は漬物を多く食べているということとの
関連性がありそうな研究結果です。
漬物は発酵食品でヘルシーな側面もあるのですけれども、
食べ過ぎることに注意が必要です。
秋田県で有名な漬物とは
秋田の漬物といえば、「花ずし」や
「いぶりがっこ」が有名です。
「いぶりがっこ」の様に美味しいと
たくさん食べてしまいそうです。
ちょっと変わった味のタクワンですね。
勿論、秋田県の漬物が有害だということではありません。
漬物は塩分が多いので取りすぎるのが良くありません。
1日3食必ず漬物を秋田の人たちなら食べていても
おかしくないのですが、
1日3食漬物やみそ汁を食べている人は
東京なら少数派でしょうね。
その意味で、秋田県の漬物を食べる頻度については、
見直すことも必要です。
胃がん死亡率ワーストランキング1位の秋田県を
例にしましたが、
東北地方では「お茶っこのみ」といって
お茶と漬物がセットで地域の人たちが
コミュニケーションをとる習慣があります。
新潟や一部の長野県では野沢菜と
お茶がセットだと思います。
胃がんの原因は塩分の取りすぎが全てではありません。
新潟県魚沼市出身の
渡辺謙さんの様に胃がんを発症した理由には
喫煙習慣や仕事のストレスなど
のリスク要因も考えれます。
秋田の食生活はしょっぱいもの好きな傾向があるのは、
塩分が体を温める要素があるので地域性ともいます。
参考記事⇒たらこの発色剤には発がん性!消費量が多い秋田、青森は注意!
塩分が多い食生活で秋田県は脳卒中、脳梗塞も多い
胃がんの原因が塩分のとりすぎかどうかは別としても、
秋田県民の食生活は関東と比較しても、
塩分が多いことは、
脳卒中、脳梗塞の発症率の高さからもわかります。
島田先生の本「一生切れない、詰まらない強い血管をつくる本」
では、塩分を控えめにするだけでも、
血管は強くなるとコメントしています。
参考記事⇒秋田 青森県の人がライザップで痩せるべき理由とは?
血管年齢を若返らせるためライフスタイルを学び、
血液循環を良くすることで、
血管の病気だけではなく、
胃がんなどの生活習慣病も
予防することにつながるのではないでしょうか?
漬物の塩分とりすぎを反省して長寿日本一になった長野県
長野県が平均寿命や健康寿命が男女ともに長いことは
よく知られています。
しかし、長野県の場合にも、過去には平均寿命が長いどころか、
秋田県に多い脳卒中などにかかる人が多かった時期があるのです。
野沢菜は全国のスーパーで販売されている商品ですけれども、
野沢菜という漬物は長野県にある野沢という地名に由来しています。
長野県や隣接する県では今でも、野沢菜を自家製で作るほどに、
しょっぱいものをよく食べてきた地域であったのです。
長野県は東北地方よりも標高の高い場所も多くて、
寒さの点では秋田県以上の場所もいくらでもあります。
寒さから体を守るのは体の体温をあげる塩分であることも
否定できません。
ですから、長野県でも鮭や漬物の摂取が多く、
塩分過多のために、平均寿命が短い時期がありました。
現在では、塩分を控えるような取り組みが功を奏して、
長寿日本一の県として紹介されるまでになっているわけです。
その対策の一環として、寒天をよく食べるようになった点も
あります。
参考記事⇒寒天はエクオール産生菌を増やし、がん予防、便秘、美肌、ダイエット効果!
脳梗塞や胃がんなどが多い県から脱皮するには、
長野県式が一つの答えになるのではないでしょうか?
胃がん予防にはビタミンCが有効か?
胃がんとの関連が推測されているのが
「ニトロソアミン」という発がん物質です。
ニトロソアミンは強い酸性状態である胃の内部で
アミンと亜硝酸が反応して生成されます。
アミンは魚や肉の加工品や焼き魚などに含まれています。
亜硝酸はレタスなどの野菜や漬物に含まれています。
秋田県は漬物の消費が多そうですし、
焼き魚などもセットで食べている可能性が高いです。
ニトロソアミンの生成を抑制するためには、
ビタミンCやビタミンEが豊富に含まれる野菜などと一緒に食べるのが有効です。
しょっぱい焼き魚を食べる時には、
ビタミンCが含まれる大根おろしを食べる習慣は
とても有効です。
また、お茶(緑茶)にもビタミンCが含まれているので、
食事をするときに、
お茶を飲むことは理にかなっています。
ただし、緑茶が健康に好いのはタバコを吸わない人に限るようで
喫煙者の場合は逆効果であることが
奥田昌子先生の本「胃腸を最速で強くする」
の中で紹介されています。
喫煙者は禁煙が必要ということになります。
胃がんを予防する野菜は?
胃がんを予防する野菜の1つにトマトがあります。
アメリカでのがん患者の追跡調査では、
がん患者の血液中のリコピンの血中濃度は
健康な人よりも、25%も少なかったというデータがあります。
つまり、リコピンと胃がんを発症する相関が考えられるのです。
トマトにはリコピンが豊富に含まれています。
ただし、夏の野菜で食べる時期が偏っているかもしれません。
意識的にトマトを食べるようにすることが、
胃がんを予防することにつながるかもしれません。
トマトジュースを飲む習慣があれば、
年中リコピンを摂取できます。
塩分には気をつけながら商品や
の無料には注意です。
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