コンクリートの立ち上がりを補修するセメント粘土は100均で買える?



コンクリートで作られたものに亀裂やひび割れが入ると、

補修をDIYでやらなきゃって、感じることがあるかと思います。

 

コンクリートがひび割れるといっても、平坦な部分の亀裂であれば、

セメントでモルタルを作って流し込んだり、上塗りしたりして

簡単に接着がしやすいです。

 

その反面で、コンクリートで製造された壁とか、塀などのように、

地面に垂直な立ち上がりのある部分については、

 

セメントで普通のモルタルを作ってぬってみても、

モルタルがたれてしまいます。

 

その理由は、モルタルに粘度が不足していることと、

モルタルが硬化するまで、時間がかかるために、

亀裂を補修する作業が難しいのです。

 

つまり、コンクリートの立ち上がり部分をセメントで補修するには、

硬化時間が短く、粘土が高い、粘土のように扱える

セメント粘土」が必要になります。

 

コンクリート製の塀などを補修するときに、100均で販売しているセメントを使ってみるという

選択肢もありえますが、

100均には、粘土が高く、モルタルが固まるまでの硬化時間が短い

セメント粘土は販売されているのでしょうか?

 

 

ダイソーのセメントはセメント粘土として使える?

ダイソーには、

  1. カンタン補修用セメント 約700g
  2. カンタン仕上ゲセメント 約600g
  3. カンタン速硬セメント 約400g

といった商品が販売されています。

 

速硬性が一番高いのは?

ダイソーで販売されているセメントはどれも、水を加えるだけで、

すぐにモルタルとして利用ができます。

 

ダイソーで販売しているセメントの中で、商品名に「速硬」と名前がある「カンタン速硬セメント 約400g」

が最も、速硬性が高いです。

 

この商品のパッケージにも、

「一般のセメントに比べて、短時間で強度がでます」

という表記があります。

 

用途も花壇、玄関、風呂、台所、壁などのコンクリート部分となっているので、

コンクリートの立ち上がりにも利用ができそうです。

 

ダイソーのカンタン速硬セメントはセメント粘土といえるか?

カンタン速硬セメントは一般のセメントと比較して短時間で強度が出るといっても、

セメント粘土とまで呼べるかはわかりません。

 

セメント粘土であれば、粘土のような粘性の高さと硬化時間の短さを備えているので、

型枠なしでコンクリート部分の補修ができます。

 

高粘度のセメントはどれか、ダイソーに、問い合わせた結果は?
  1. カンタン補修用セメント 約700g
  2. カンタン仕上ゲセメント 約600g
  3. カンタン速硬セメント 約400g

 

この3種類で、

「粘性がもっとも高い商品で比較的垂れにくいもので、硬化時間が短めのもの」

があれば教えてほしいという内容で質問をして、

製造メーカーに問い合わせてもらいました。

その結論は、パッケージに記載している説明や用途を参考にして、

お客様自身でご判断くださいというものでした。

 

販売しているダイソーで明確な回答をしないということは、

セメント粘土とはいいがたいのではないでしょうか。

 

セリアではセメント粘土は買える?

セリアでは、「インスタントセメント 300グラム」という商品が、

購入できます。

 

セリアのセメントはセメント粘土として利用できるのでしょうか?

 

この商品は、パッケージに「夏場の硬化時間が24時間」

と表記されているので、

 

硬化するまでの時間が長すぎて、セメント粘土としては

利用できないのは明らかです。

 

セメント粘土と命名されているサンホーム工業の製品であれば、

気温が20~25度での硬化時間は約30分~60分と超短時間です。

 

セリアに、「インスタントセメント 300グラム」ではない商品でセメント粘土として

利用できる商品があるかと疑問に思ったので、

直接、セリアにも質問をしてみました。

 

すると、丁寧に回答があって、

「残念ながら、ございません」ということでした。

 

ということで、2023年時点では、セリアには、

セメント粘土はありません。

 

まとめ コンクリートの立ち上がりの補修につかえる「セメント粘土」は100均では買えない

セメント粘土はダイソーやセリアでは購入できないと考えたほうがいいでしょう。

 

ダイソーのカンタン速硬セメント 約400gはセメント粘土に近い商品として、

利用できるかもしれません。

 

ただし、ダイソー側では、あくまでも、「自分の判断で商品を選んで利用してみてください」という

形で、セメントを販売しているので、

 

粘度の高さや、粘土のような使用感をPRしているわけではありません。

 

正真正銘のセメント粘土を探している方は、

本家本元(サンホーム工業)の

セメント粘土を検討してみてください。

 

硬化後の強度も普通のセメントと同じであるということも

サンホーム工業に確認済みです。

 

セメント粘土でお地蔵さんの亀裂を補修

私の場合は、お地蔵さんに亀裂が入ったので、補修用に、

セメント粘土を購入して使ってみたのですが、

補修直後のにわか雨に降られても、

硬化時間が短かったお陰で、しっかりと強度がでていました。

 

 

 

 

 





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