熊本地震の震源付近で地震保険の世帯加入率は何%?九州県別ランキングで大分が低い?



熊本地震の余震が長引いています。

熊本地震で自宅が完全に崩壊、全壊した場合には

地震保険に加入している方なら

 

火災保険加入額の30%~50%までは保険でカバーされます。

 

火災保険の場合には100%損害をカバーできますし、

地震保険よりは加入率は高く、

ほとんどの世帯が加入しているのではないでしょうか?

 

熊本地震の震源付近となる熊本県大分県の2016年時点での

地震保険世帯加入率

について確認していきます。

 

 

九州地方、熊本県の地震保険世帯加入率は九州で2位でもこんなに低い!でも全国平均並み!

2016年4月の熊本地震発生までは、

熊本県は地震がこれまでないと言われてきました。

 

そのために、地震保険の世帯加入率が全国平均と比較して

 

高くないかもしれないと心配になり調べてみました。

 

2016年時点では、地震保険の世帯加入率の全国平均は28.8%です。

 

熊本県の地震保険世帯加入率は28.5%で、

ほぼ全国平均並みの加入率になっています。

 

熊本県で被災してしまった方で28.5%の比率で

火災保険加入額の上限50%までは地震保険で補償されます。

 

仮に、自宅の価値が新築したばかりの2000万円の

価値がある住宅で

 

2000万円の火災保険に加入をしていて、

地震保険にも合わせて加入している世帯なら、

 

地震が原因で全壊してしまえば

2000万円の上限50%である1000万円までは

 

保険金がおります。

 

半分だけだとしても全く地震保険に加入していなかった

世帯と比較すればかなり助かると思いませんか?

 

ないと思っていることが起こるから災害です。

 

ないと思って加入しないままに被災して全壊してしまったら

後悔しそうです。

 

熊本県で地震保険に未加入の世帯が

71.5%の人たちは地震のリスクは小さいと

考えていたかもしれません。

 

九州エリア「地震保険世帯加入率」ランキング、7県中6県が全国平均以下の加入率!大分県は大丈夫か?

九州でも震度7クラスの地震が起こりえることが熊本地震で

わかってきました。

 

損害保険料率算出機構が公開している2014年の

九州エリアで地震保険の世帯加入率ランキングをみてみます。

 

  1. 福岡県  32.0%
  2. 熊本県  28.5%
  3. 鹿児島県 24.1%
  4. 宮崎県  23.5%
  5. 大分県  22.1%
  6. 佐賀県  18.2%
  7. 長崎県  13.6%

 

以上のようなランキングになります。

 

全国平均を上回っているのが福岡県です。

 

それでも32%の世帯しか地震保険には加入をしていません。

 

熊本地震で被害が大きかった大分県の地震保険世帯加入率が

22.1%と全国平均を下回っているのが心配です。

 

熊本地震の震源地である熊本県や大分県のような

被害はないかもしれませんが、

 

雲仙普賢岳のある長崎県の加入率が13.6%で

九州最下位である点は心配です。

 

地震保険世帯加入率が全国的に低いのは費用が高いからか?

 

地震保険の加入率は

阪神大震災⇒新潟地震⇒東日本大震災

と大地震を経験するごとに右肩上がりで増えています。

 

地震保険の料金は火災保険と比較して費用が

高いということもあって尻込みをする人もいますし、

 

火災保険会社としても費用が掛かることですから

無理には進めていない実情もあるでしょう。

 

火災保険や地震保険の料金は損害保険会社によって

料金がまちまちです。

 

経営努力を進めて、保険加入率をアップさせて

地震保険の加入料金についてもできるだけ

 

低料金に設定できるなら相互扶助の

いい仕組みになるのではないでしょうか?

 

参考までにですが、マンションの火災保険では

共栄火災が安いです。

 

恐らくは最安値なのかもしれません。

 

共栄火災の火災保険料を見ると、

他社の保険料についての信頼性に

疑問を抱くほどです。

 

⇒熊本地震で傾きや基礎の亀裂が発生した住宅の事例に学ぶ中古マイホーム選び方は?

 

マンション暮らしの方は、鉄筋コンクリート造だから

地震は大丈夫と思っているかもしれませんが、

 

その分戸建てよりも安い料金で保険に加入できるので

熊本地震を教訓にして見積もりを依頼してもいいかもしれません。

 

 





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