松村保広博士 ノーベル賞候補に!熊本大学出身の経歴とは?



松村保広博士が、「トムソン・ロイター引用栄誉賞」を受賞しました。

「トムソン・ロイター引用栄誉賞」はノーベル賞発表よりも先行して、

 

ノーベル賞受賞候補を予測する意味で、

候補者を発表する意味もあります。

 

その意味では、松村保広博士 はノーベル賞に

一歩近づいたといえるのではないでしょうか?

 

熊本大学医学部出身経歴について

見ていきます。

 

 

松村保広博士 ノーベル賞候補として発表!「トムソン・ロイター引用栄誉賞」受賞!

日本では、ノーベル化学賞の候補として、

 

前田浩 (化学者)熊本大学名誉教授

松村保広博士(国立がん研究センター)

 

の二人が選出されています。

 

つまり、「トムソン・ロイター引用栄誉賞」受賞者ということになります。

 

「トムソン・ロイター引用栄誉賞」とは?受賞者のノーベル賞受賞率は?

トムソン・ロイター引用栄誉賞を受賞できるのは、

同社が保有する世界最高水準の学術文献・引用データベース「Web of Science」上で

被引用数の各分野上位0.1パーセントにランクする研究者である必要があります。

 

さらに、ノーベル賞の科学系4賞(医学・生理学、物理学、化学、経済学)において、

ノーベル賞受賞にふさわしい

特に注目すべき研究分野で卓越した成果を持つ研究者が選ばれているのです。

 

日本のノーベル賞受賞者では、

山中伸弥教授が2010年にトムソン・ロイター引用栄誉賞を

受賞して、2012年にノーベル賞を受賞しています。

 

また、2002年~2005年において、トムソン・ロイター引用栄誉賞を

受賞した中村修二博士は、

 

2014年にノーベル物理学賞を受賞しています。

 

トムソン・ロイター引用栄誉賞をこれまで受賞した人たちの中で、

ノーベル賞受賞率は約14%となっています。

 

かなりの高確率であることがわかります。

 

松村保広博士は熊本大学出身、その経歴とは?

松村保広博士は現在、国立がん研究センター 先端医療開発センターに

所属しています。

 

松村保広博士 出身と経歴

熊本県熊本県人吉市出身

生年月日:1955年1月20日生まれ

 

1981年熊本大学医学部 卒業

1988年熊本大学大学院医学研究科 修了

1981年熊本大学医学部附属病院第一外科 研修医

1988年熊本大学医学部微生物学 助手

1989年米国マウントサイナイメディカルセンター ポストドクトラルフェロー

1990年英国オックスフォード大学 病理 ポストドクトラルフェロー

1993年同 上級クリニカルリサーチサイエンティスト

1999年国立がんセンター中央病院 第一外来部 医員

同 特殊病棟部 医長

2002年国立がんセンター研究所支所 がん治療開発部 部長

2012年国立がん研究センター 先端医療開発センター 新薬開発分野長

 

医学部に進みながらも医師としての活躍をするのではなく、

医療にかかわる基礎研究をしてきている点は、

 

本庶佑教授と似ています。

 

本庶佑教授は京都大学医学部に入学しますが、

医者として助けられる命には限界があるけれども、

 

基礎研究をすれば、全世界の人たちに貢献できる可能性があると

考えて、医師の道ではなく研究者としての道を選びました。

 

松村保広博士も熊本大学医学部を卒業して、

医師として活動するのではなく

 

研究者として30年以上、抗がん剤の効果を上げるための

研究を続けてきています。

 

受賞歴

2005年 日本DDS学会永井記念賞

2006年 国立がんセンター田宮記念賞

2011年 科学研究費審査日本学術振興会表彰

2016年トムソン・ロイター引用栄誉賞

 

松村保広博士が提唱しているがん細胞とがん細胞に破壊された

周辺の血管をターゲットにしたDDS(ドラッグデリバリー)を活用した、

 

治療方法が確率高く延命治療効果を上げることを

期待したいです。

 

DDS研究でノーベル賞候補になった前田浩教授については、

⇒前田浩 崇城大学教授はノーベル賞候補!経歴やDDS研究の受賞歴とは?
をご参照ください。

 

また、ドラッグデリバリーシステムに興味のある方は、

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