林輝太郎著「勝者へのルール」で相場のやり方がわかる!



株式投資でコンスタントに利益を計上し続けることは非常に難しいことです。

 

損失を最小限にして、利益を最大にすることが相場で勝つことの

理想形だとすれば、

うねり取りという投資手法も一つの選択肢になってきます。

 

うねり取りでよく知られている相場師の一人に

林輝太郎さんがいらっしゃいます。

 

林輝太郎さんの本「勝者へのルール」には、

いかにして相場で勝つのか、

投資のヒントがかくされているので

紹介していきます。

 

林輝太郎著「勝者へのルール」で相場のやり方にもコメント

勝者へのルール」第3部 「玉の入れ方論」のなかで、

具体的に、相場はやり方であるとう考え方に基づいて、

どのように相場と向き合っていくべきなのかが具体的に紹介されています。

 

ちなみに、

第3部 玉の入れ方論は、

  1. 出来高は指標になるか
  2. 変動要因について
  3. やり方
  4. 終局の技術論

といった順番で解説されています。

 

林輝太郎氏が相場の心理戦に勝つための仕込みの方法とは?

株式投資で損を少なくして利益を伸ばすための投資手法として、

最初からまとまった金額で

 

「買いや売り」のエントリーするのではなく

最初は「試し玉」で小さく入って、

 

方向性が間違っていないかを確認することが

必要であると説明しています。

 

例えば、ある銘柄に10単位の株数を投入する場合は、

試し玉として、1単位を買って読みが正しいかを株価の動きで

確認をするというわけです。

 

試し玉を入れてみて、「上げ相場である」とか「下げ相場である」という

方向感に確信が持てた段階でさらに、玉を追加(本玉になる)するという手法です。

 

損失を小さく、利益を大きくするための林輝太郎のやり方

プロスペクト理論によると、人は100万円の儲けよりも

100万円の損失のほうが痛みが大きく感じると言われています。

 

相場では、利食が早くなってしまい、

儲けが小さくなってしまいがちですし、

損失がでると、損失を確定する痛みに耐えきれずに塩漬け株を

決め込むということになりがちです。

 

林輝太郎さんは、塩漬け株を作らないために、

最初は試し玉で小さく入って、

 

駄目だと直感したら、損失が大きくならないうちに

手仕舞いをする投資手法をとっているというわけです。

 

最初に入れた試し玉の動きが芳しくない場合には、

早期に損切りをすることが最小単位であれば心理的にも、

やりやすいです。

 

逆に、最初の試し玉がうまくいきそうである場合には、

本玉を追加して、

試し玉が1単位しか仕込みがない場合には、

最終的に10単位、50単位など想定する金額の仕込みをして

利益を最大限にする投資手法です。

 

アメリカの伝説の投資家であるWDギャンが著書で紹介している

ピラミッティングといっている手法と似ています。

 

利益が出るときは利益を最大限にする仕込み方法です。

 

試し玉は利益を増やすためのセンサー的な役割と言っても良いのでしょう。

 

試し玉は最初の感触をつかむための小さいエントリーですので、

若干の損切りやトントンでの撤退は、

想定していることになります。

 

結果的に、塩漬け株を作らない投資手法であると

いうこともできます。

 

参考記事⇒林輝太郎 うねり取りの基本スタンスや特徴とは?

 

試し玉と本玉

空売りを入れたが上がってしまったり、

買いで入ったが、下落してしまうようなことがあったときは、

試し玉はすばやく切って損失を小さく抑える。

 

逆に、思惑通りに試し玉を入れた方向に相場が動いて

あたったときは、玉を追加して、

本玉を作って利益を大きくする。

 

結果的に、過去に小さく損切りした部分の損失を大きく超える

利益を出して、

トータルで勝つという運用方法です。

 

一般投資家が、利食いは早くて、損切りができず

塩漬けを決め込むような投資行動とは

真逆であると言えます。

 

それゆえに、メンタルの点で実行が難しい

投資方法とも言えます。

 

林輝太郎式の技術の磨き方、

変動感覚を身につけるには、

著書を何度も読みこんで、

日々訓練するしかなさそうです。

 

株価の変動する周期を売買に応用している

株価は日々上下を繰り返していて、

連続するチャートは波のようにも見えます。

 

林輝太郎さんは、株価の上下動には、

3ヶ月から6ヶ月の上げ下げの波(=うねり)があると

想定して、

 

上昇の波が来たら、買いをためて、利益を出し、

下落の波が来たら空売りで利益を出すスタイルです。

 

3ヶ月単位の上下動の波にのるというのも

運用技術の一つと言えます。

 

 

具体的な分割売買法の例

林輝太郎さんの本の中でうねり取りで知られている

立花義正氏の玉の入れ方が紹介されてます。

 

例えば、合計10単位の株数を仕込みをするときには、

1+2+3+4=10

という4分割の仕込み方などが紹介されています。

 

最初の1は、試し玉ということになります。

 

具体的なエントリーポイントがどこなのかを掴むには、

自ら毎日チャートを作成して、株価の変動感覚を身につけることを

推奨しています。

 

相場で勝ち続けるために、

林輝太郎先生の本には多くのヒントが隠されていまので、

一読をおすすめします。

 

 

 





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