片岡一則教授 ナノマシンでノーベル賞候補!がん治療法がスゴ腕の専門外来で紹介!



日本にノーベル賞候補者はオプジーボの生みの親である

本庶佑先生をはじめ、がん治療の最先端医療に

貢献している人たちがいます。

 

新たな薬の創薬ではなく、すでに効果が実証されている

抗がん剤などを活用して、

 

がん細胞を見つけ出し、がん細胞を治療する

ナノマシンの開発者として知られているのが、

片岡一則東京大学特任教授です。

 

TBSテレビ系「予約殺到!スゴ腕の専門外来SP!! 」では、

片岡一則教授のナノマシンを活用して、

 

がん細胞を破壊する様子が紹介されました。

 

 

「予約殺到 スゴ腕の専門外来」で紹介された 片岡一則東京大学教授のがん治療法とは?

ナノマシンとは、片岡一則教授によって開発された、

ナノレベルの大きさの治療マシンです。

 

ナノマシンの大きさは、50ナノメートルであり、

ウイルスと同じ大きさです。

(1ナノメートル=10億分の1メートルです)

 

肉眼では見えるはずもなく、顕微鏡で確認ができるレベルです。

 

片岡一則教授はナノマシンに対して、

  1. がん細胞などの病気を見つけ出すナビの機能(ほぼ完璧な命中度)
  2. がん細胞を攻撃して破壊する機能(有機物でできたカプセルに抗がん剤などをナノマシンに積み込む)

の2つの機能によって、

 

正常な細胞を傷つけず、

がん細胞だけを狙い撃ちできる

画期的な発明です。

 

 

「予約殺到!スゴ腕の専門外来SP!!」  では、

従来の抗がん剤はがん細胞の隙間は正常細胞の隙間

を通過できる大きさであるために、

副作用が大きいことが説明されています。

 

一方で、ナノマシンの大きさは、がん細胞の隙間は通過できる大きさであるのに対して、

正常細胞の隙間(がん細胞より小さい)は通過できない大きさに

設計されていることで、

がん細胞だけに作用するという仕組みが紹介されています。

 

理屈の上では簡単なようにも思えるのですけれども、

ナノレベルでナノマシンの大きさを作成するというのは

高度なナノテクノロジーの技術がないとできないことです。

 

片岡一則教授がノーベル賞候補と期待される理由とは?

 

片岡教授がノーベル賞候補になる理由は、

ナノマシンを発明することがいかに難しい

だけではありません。

 

医学界で広く応用される見通しがあり、

ナノマシンの価値がこれから

広く認められる可能性があるからです。

 

今後、ガンが治る病気になるには、

全身に転移してしまった転移ガンや脳に転移してしまったガンなど、

手術ができないガンが治るようになることです。

 

また、進行が非常に早いのが特徴の膵臓がんなどについても、

薬ががん細胞にしっかりと行き渡らないことも

治療の難しさの一つとされているのですけれども、

 

片岡教授のナノマシンによって、

全身ガンなど、手術ができないようなガン、

 

膵臓がんのような治療が難しかったガンについても、

完治してしまう可能性が高まってきます。

 

2017年現在は世界中で臨床試験が行われている段階ですけれども、

高分子ミセルを活用した抗がん治療によって、

 

実際に効果が報告されていると

片岡教授はテレビで語っています。

 

 

今後、正式に医療の1つとして、利用されるようになり、

世界中の人たちがガンから生還するようになれば、

多くの人を救う技術の1つになりえるのです。

 

まさに、ノーベル賞候補と言われる理由です。

 

片岡一則教授が発明したナノマシンは ガン細胞 破壊するだけではない!副作用が小さい!

 

東京女子医科大学 脳神経外科の村垣善浩先生は、

ナノマシンによるがん細胞だけを破壊するだけで、

副作用が小さいことも指摘しています。

 

脳腫瘍の手術などを手がける医師としては、

手術が難しい患者さんに対して、

ナノマシンの存在意義は今後より大きくなるのではないでしょうか?

 

ナノマシンは膵臓がんへも応用が可能か?

東京女子医科大学の村垣善浩教授(先端工学外科学)らの研究チームが

開発した難治性の膵臓がんの新たな治療法の臨床試験を

実施すると読売新聞で報道されました。

 

手術ができない膵臓すいぞうがん患者15人を対象に安全性を確認する臨床研究を、

東京医科大学消化器内科で4月にも始める。

 新治療では、超音波に反応して、がん細胞に毒となる活性酸素を発生させる抗がん剤を使用。

この薬を微粒子で包み、がん細胞に集まるように加工した上で患者に注射する。

出典:膵臓がんに抗がん剤と超音波の「二重攻撃」治療

 

薬を微粒子で包むというのは、

ナノマシンに薬を搭載という風に解釈できます。

 

片岡一則教授の理論を実用化する創薬ベンチャーはナノキャリア

上場している創薬ベンチャーに、

ナノキャリアという企業があります。

 

この企業は、片岡一則東大教授と

岡野光夫東京女子医科大学教授が研究開発した

ミセル化ナノ粒子技術を応用した医薬品の創出を目指す企業です。

 

ステージ3まできた、実用化が近い病気は?

ナノキャリアのHPには、

いくつかの創薬候補があげられています。

 

ミセル化ナノ粒子技術による新薬候補として、

第3層臨床試験まで進んでいるものは、

 

乳がん抗がん薬(NH105)と膵がん抗がん薬(NC-6004)

です。

 

申請段階に近づいていることがわかります。

 

片岡一則教授 経歴

片岡一則教授は「医療ナノテクノロジー」という

専門書の著者であることからも分かる通り、

 

東京大学工学部を卒業している

工学博士でありながら、医療分野への研究者です。

 

1950年11月27日 東京生まれ
1970年 – 東京教育大学附属高等学校(現・筑波大学附属高等学校)卒業
1974年 – 東京大学工学部 合成化学科 卒業
1979年 – 東京大学大学院 工学系研究科 合成化学専攻博士課程 修了
1979年 – 東京女子医科大学 医用工学研究施設 助手
1986年 – 東京女子医科大学 医用工学研究施設 講師
1988年 – 東京女子医科大学 医用工学研究施設 助教授
1989年 – 東京理科大学 基礎工学部 助教授
1994年 – 東京理科大学 基礎工学部 教授
1998年 – 東京大学大学院 工学系研究科 教授
2004年 – 日本バイオマテリアル学会会長(~2006年)
2005年 – 東京大学大学院 医学系研究科 教授
2005年 – 東京大学医学部附属病院 教授(~2006年)
2010年 – 高分子学会会長(~2012年)
2014年4月 – 光に反応して目的の遺伝子をガンへ届ける光応答性ナノマシンの構築に成功したと発表。

出典:片岡一則 略歴

 

東京大学で工学と医学の両方を融合する動きの中で、

片岡教授はナノマシンを開発したことがわかります。

 

リモートコントロールによって薬が患部に効率よく

作用する仕組みは、

これから評価されるようになるのではないでしょうか?

 

 





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