子供の知能が母親の妊娠中に果物の量を多くとると向上?
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親なら生まれてくる子供の知能ができる限り高く生まれてきてほしいと
願うものです。
頭がいい子は勉強もよくできますし、いい高校大学へ進学して、
いい職に就く可能性が高くなるからです。
これから子供を生むという人には耳寄りな情報として、
母親が妊娠中に果物を食べる量に比例して、
生まれてくる子供の知能が向上するという研究結果が発表されました。
子供の知能と母親の妊娠中の果物を食べる量についての研究結果が報告とは?
カナダ・アルバータ大学の研究グループが同国の688人の子供を調査したところ、
妊婦の果物摂取量の多さと比例して、
生まれてきた子供の生後1年後の知能が高い傾向があったという。
グループは新生児の発達の経年研究をする同国の機関から
得られたデータを元に調査を行った。
母親が妊娠中の果物の摂取量の多さに比例して、
子どもの知能が高い傾向があって、なおかつ、
子供が生まれてからの果物を食べる量には関係がないという点も
面白い結果です。
果物と学習脳力向上に関連性?ハエでも確認?
日本ではサラリーマン世帯が多い状況で、毎食後果物を食べられるような
家庭は裕福な家庭に属するでしょう。(農家は除いて)
収入面でリッチなので果物を妊娠中の母親にも食べさせられるし、
親の収入の高さは親の遺伝的な要素が優れているからという
解釈もできるのですが、
研究チームは人間でだけではなくハエでも確認されていました。
アルバータ大学で小児科学を研究し今回の調査も行ったピウシ・マンダネ准教授は、
明確な違いが見られた実験結果に驚いたと話す。
記憶力や学習能力の研究によく使われるハエを使った実験の
再確認を同僚に依頼したところ、
自らの調査と一致する結論が得られたという。
ただ、マンダネ氏は「妊婦に大量の果物を摂取してもらいたいわけではない」とし、
「これはあくまでも1回の研究であり、果物の摂取増加による
健康への影響はまだ調査していない」と語る。
ハエなら人間のように果物を食べられるのは
「収入が多い優れた親の遺伝子を引き継いでいるからでは?」という
仮説は否定されます。
魚に含まれるDHAが脳に良い影響を与えるというような物質が果物の中にも
あるのかもしれません。
母親が妊娠中にどんな果物を食べるといいのかは研究中!食事には果物を取り入れる努力を!
マンダネ氏の研究は、2008年から2012年にかけてカナダの妊婦3600人を対象として行われた。
世帯収入や母親の学歴、ビタミン剤の摂取、母乳で育てたかどうかなどを考慮した他、
妊婦の食事に関しては内容やカロリー、そして栄養のバランスなども調査。
生まれてきた子供が1歳になる時点で、
妊婦の食事が知能発達にどのような影響を与えるのかを研究した。
知能の発達レベルと栄養の項目を調べていくと、果物との関連が目についたという。
「ここまで大きな違いが見られることに一番驚いた」と話すマンダネ氏は、
分析官からデータを渡された時に再検査をするよう指示したという。
なお実験においては、どのタイプの果物が摂取されたかについての情報は
あまり含まれていなかった。
研究をしたマンダネ氏は子供の知能と
「世帯年収、母親の学歴、ビタミン剤の摂取、母乳で育てたかどうか」
も考慮しています。
そのうえで、食事について、果物と知能の発達レベルに
関連がありそうだとする研究はユニークです。
ただし、実験の時に母親がどういう種類の果物を食べてていたかは
明確にはなっていません。
手軽な方法としては、多くの果物をミックスした果実100%フルーツジュースを
毎日飲むという方法もありかもしれません。
子供の知能と妊婦の果物を食べる量が関連するかどうかは
まだ決定的にはなっていませんが、
健康には良いものですし、生まれてくるお子さんのためにも
毎食後、旬の果物を食べるように努力することは
いいことなのでしょう。
学習脳力向上と果物を食べることとの関連はともかく、
果物には豊富な酵素が豊富です。
寿命を左右するのは酵素だと主張する研究者もいるので、
果物を豊富に取り入れることは損にはならない気がします。