葬祭場は用途地域と景観を考慮し出店を!国道沿い病院前に嫌悪施設許容できますか?



最近、国道沿いの好立地に葬祭場が建築される例が

多いように思われます。

 

都市計画上の用途区域が定められていて、

都市計画法上は合法でも、

 

本当に街の景観にあったものになっているのかを

よく考えて出店誘導していただきたい。

 

葬祭会社や不動産会社、市町村の役所には

景観を守っていく責任があります。

 

高齢化社会でニーズが高まっているので、

ビジネスとして目立つ場所に出店するというのは異常です。

 

 

伊豆の国市では病院の前に葬祭場の建築計画?

県東部で冠婚葬祭事業を展開する平安(沼津市)が、

伊豆の国市長岡の慈広会記念病院の道路向かいに

新たな葬祭会館の建設を計画していることが14日、分かった。

 

病院側は「入院患者の療養環境に重大な影響を与える可能性があり、

地元でも納得していない住民が多い」と反発。同社は取材に対し、

「現実的に住民全員の同意を得ることは難しい。

反対意見は真摯(しんし)に受け止めるが、基本的な建設の方針に変わりはない」と説明した。

 建設計画地は移転が予定されている生コン工場の跡地。病院によると、

2年前に生コン工場側から移転に関する説明があった際に平安の関係者も同席し、

葬祭会館の建設計画が示された。

住民からは「旅館やホテル、商店の客足減少が予想される」

「地価が下がり資産価値が減少する」などの反対意見が相次いで紛糾したという。

 説明会では昨年秋に着工、今春に完成というスケジュールも明かされたが、

これまで大きな動きがなかったため「立ち消えになったと思っていた」(病院関係者)。

しかし、6月に地元の坪ノ内地区に対して建設に関する通知があったという。

 病院側は「懸命に生きようとする患者の方たちの気持ちにどれほどのダメージを与えるかは明らか」

と訴えている。

市は「計画地は市街化区域で、法律上問題がなければ行政としては静観するしかない」

という立場だ。

 平安は近く住民説明会を開く方針。

「これまでの葬祭会館も住民全員が建設に同意していたわけではないが、

なるべく理解を得られるように努力を続けていく」としている。

出店:病院の向かいに葬祭会館 建設計画に住民反発 伊豆新聞 

 

この記事の問題は、

葬祭場はいい立地に出典をしたいという意向があるでしょう。

 

病院があるくらいですから、一般的な不動産の立地として

悪い立地ではありません。

 

病院側としては心理的な嫌悪施設に該当するという判断です。

日本人の大抵の人は、墓地や葬祭場については、

心理的な抵抗を感じているはず。

 

病院側が反対するのはもっともです。

 

伊豆の国市としては都市計画法上問題がないから

反対の意も示す意向がないのですが、

 

都市の景観を守るという意識が欠けています。

 

ヨーロッパでできた都市計画法は

景観が重視されているのですが、

 

日本では景観についてまだ、認識が甘いでしょう。

 

葬祭場は地域住民に役立つ施設!半面、心理的には嫌悪施設!

市民の立場で冷静に考えると葬祭場はないと困ります。

 

また、身内がなくなったときに、葬儀を執り行ってくれる

葬祭場の存在は非常にありがたいものです。

 

ただし、日常生活においては、

心理的な嫌悪施設として認識されるのは仕方がないでしょう。

 

霊柩車の出入りなど、見ていて好ましいものではありません。

 

地域にとって必要性があるから、

都市計画上の用途区域にも適合していて合法的だというだけでは、

議論できないのではないでしょうか?

 

葬祭場が建築しやすい用途区域とは?

葬祭場が出店できる用途区域とはどんなところなのでしょうか?

 

これま公表されてきた用途地域内の建物の用途制限の表には

葬祭場という表現は使われていません。

 

葬祭場を神社・寺院・教会等という分類に入れるなら、

市街化区域内の全用途区域内で建築が可能です。

 

店舗と考えると、葬祭場の面積、階数によって、

建築できる用途区域は変化しますが、

 

近隣商業地域、商業地域、準工業地域

であれば、10000㎡(3025坪)を超える建物でも

建築が可能です。

 

沼津市の葬祭場予定地はかつては、病院の向かい側で、

生コン工場の跡地であることから、

準工業地域と推測されるので、

葬祭場は問題なく建築ができるという状況です。

 

葬祭場が景観を無視して、国道沿いに建築される例が多い

葬祭場は人の出入りが多い場所になります。

多くの車で葬祭場に来ることも多いでしょうし、

霊柩車も出入りします。

 

どうしても、立地としては広い道路に面した土地が必要になるでしょう。

 

最近、国道沿いに葬祭場が建築されるケースが多いのも

うなづけます。

伊豆の国市の葬祭場予定地の向かい側にある病院も

国道414号線沿いです。

 

国道というのは、日々、私たちがよく目にする場所で、

普通なら店舗、商店、事務所などが立ち並ぶべきであって、

 

嫌悪施設が堂々と、立ち並ぶのは景観上どうかとは

思われます。

 

時代の流れに乗って、葬祭場側の利益追求が

見え隠れしてしまうシーンです。

 

悲しみに暮れて困っている人をバックアップしてくれる

葬祭場は、もう少しつつましくあるべきではないでしょうか?

 

また、誘致をする不動産会社や市町村役場は、よく景観や

町全体のことを考えるべきです。

 

 





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