道路の真ん中に放置電柱が立つ理由とは?



電柱放置される状況には2通りあります。

 

1つは電線が通っていない使用済みの電柱。

 

もう一つは電線が通っている使用中の電柱です。

 

使用済みの電柱については、撤去したりリサイクルをしたりすることも

できます。

 

使用中の電柱が放置される状況とは、道のど真ん中に

立ったままになったような状況ですから、

移動をする必要があります。

 

放置電柱」について、

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」で紹介でも

紹介されます。

 

放置電柱がNHKテレビ「所さん!大変ですよ」で紹介

ありえない場所になぜかぽつんと立つ“放置電柱”。

その背景を探ると「大震災以降より強化された災害対策」

「携帯電話の普及などでローカル電話会社が倒産」など、

現代社会ならではの事情が浮かび上がった。

一方で、思わぬ広がりも生まれている。

世界的にも高度な電柱製造技術が発展途上国で人々の命を救い、

ネットオークションでは使用済み電柱が売られ思いがけない形で利用されている。

誰もが目にする「電柱」の知られざる事情。

出典:「街角ミステリー!? 道のド真ん中になぜか電柱」

 

道路の真ん中に電柱が放置された川口市の事例とは?

「大震災以降より強化された災害対策」で道路のど真ん中に

電柱が立つというのはどういうことなのでしょうか?

 

2012年に、埼玉県川口市では、道路を拡幅工事を進めた結果として

以前は狭い道の端っこにあった電柱が、

 

道路のど真ん中に、ドーンと居座ってしまう状況に

なってしまいました。

 

道路は拡幅できたけど、電柱だけは放置した結果です。

 

東京電力からすれば、電柱を移設したいけれども、

周辺住民との話し合いもまとまらずに放置されたという状況です。

 

道路のセットバック後に電柱が放置される事例も

また、道路のど真ん中に電柱が放置される事例としては、

道路幅員が4メートルに満たない道路で、

 

2項道路と呼ばれる建築基準法上の道路があります。

住宅を建築する際には、4メートルになるように、

道路の中心線から2メートルの位置まで従来の土地を

道路として提供しなければなりません。

 

セットバックと言うものです。

セットバックによっても、

道路のはしにあった、電柱が道路の通行部分に

出てきてしまう場合があります。

 

セットバックは電柱を所有する電力会社や通信会社の責任ではないはずで、

放置される原因にもなります。

 

セットバックが必要な私道負担のある土地を購入するときは、

セットバック後に電柱がどうなるかにも

注意を払いたいですね。

 

 

高松では、電柱を撤去できず放置後、有線放送会社が破産!

香川県高松市では、「高松市有線放送協会」が有線電話事業や、

有線放送事業を行ってきましたが、

 

利用者が激減して、業務を終了していました。

高松市内の公道などにおよそ、9000本もの

電柱が放置されたまま。

 

その後、高松市は台風や地震の際に危険性が高いということで、

協会に対して、撤去するように要請しましたが、

 

撤去費用が捻出できないために、

有線放送協会は破産してしまいました。

 

コンクリートの使用済み電柱はリサイクルされている

関西電力グループの関西L&Aでは、

コンクリート製の使用済み電柱はコンクリート部分と

鉄筋部分にわけて、再利用する事業が行われています。

 

コンクリート部分は建材として

鉄筋部分は溶かして、

 

再度金属としてリサイクルされています。

 





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