秋の宮山荘 源泉かけ流しではない?倒産へて再生中?



2015年に営業休止が発表された秋の宮山荘は、

湯沢市が運営をしていましたが倒産=「経営破たん」しました。

 

建物だけは立派な温泉施設(秋ノ宮山荘)をうまく活用できずに

苦しんでいる姿が見え隠れします。

 

そして、2016年4月から都内の新たな運営者に代わり

営業がスタートしています。

 

秋の宮山荘が休業する前に肩を痛めてリハビリを兼ねて

入浴体験してきたことがありますので、

泉質がどうなのかもお知らせします。

 

 

倒産した秋の宮山荘は温泉施設として魅力が小さいのか?

秋ノ宮山荘は秋ノ宮温泉郷にある温泉施設の中では

施設が新しくて充実しています。

 

秋の宮山荘 紅葉シーズン

 

山の中にあるモダンなイメージの温泉施設です。

 

建物が立派でも集客が十分にできないと経営破たんするという

例です。

 

2015年11月末に営業休止をするまでは

湯沢市が第三セクターとして秋ノ宮山荘を

 

運営してきましたが赤字続きだったという理由で

筆頭株主の湯沢市が清算を決定しました。

 

私の個人的な分析ですが地元の人が

秋の宮山荘や周辺地域の魅力を認識できていないから

 

伝わらなかったために

倒産したのではないかと推測します。

 

秋の宮山荘 地図で場所を確認!山奥で夏休みと秋の紅葉シーズンは人気

秋ノ宮山荘の場所を地図で見てみます。

地図で見てわかる通りの山奥です。

 

秋田県と宮城県の県境付近にある温泉です。

 

秋ノ宮温泉郷近くには、

宮城県と秋田県の県境付近は鬼首峠があって

紅葉の見どころも多い地域です。

 

また、秋の宮山荘がある秋ノ宮温泉郷は

栗駒国定公園内の一部に入っていますから

 

他の地域の温泉と比べても

恵まれている部分も多いはずです。

 

メインは夏のお盆休みで避暑地として集客ができる

秋は紅葉で集客ができる

 

金倉橋付近の紅葉

画像は秋の宮山荘から鳴子峡に向かう途中の

金倉橋付近の紅葉画像です。

 

杉の木が生えている部分は紅葉していませんけれども、

他は、手付かずの自然が残されている感じで見ごたえがあります。

 

秋の宮山荘から仙秋サンラインを鳴子方面に向かって、

鬼首峠に向かって走ると、

 

あまり知られていない紅葉の絶景スポットが

見つかります。

 

参考記事⇒仙秋サンライン=国道108号の紅葉は秋の宮温泉郷の観光名所?鬼首峠付近は絶景

 

課題は冬と春にどうやって集客するかでしょう。

 

GWは予約が簡単に取れない状況でしょうけれども

春の新緑はまた格別です。

 

雪国特有のやっと春が来た感じが

あって山菜などが堪能できるシーズンです。

 

また、冬ですが、スキー場などで、パッとしたところがありません。

冬の魅力を伝えることが再建の課題になるでしょう。

 

秋の宮山荘で日帰り入浴してみた体験を口コミ

秋ノ宮山荘に日帰り入浴してみようと思ったのは

肩の関節の痛みが中々取れずに、

 

2年くらいリハビリをしていた肩の

治療の一環で温泉を回ろうと思いました。

 

(どこかの温泉で奇跡的な効果を期待して)

 

秋の宮山荘の効能に関節痛があるという情報を基に、

行ってみたのですが、

 

私の場合は肩関節の痛みに改善を実感するまでには

効能を感じませんでした。

 

2年もリハビリをしているくらいですから

簡単に治ったらおかしいですよね。

 

浴槽も何種類かありますし、温泉が滝のように落ちてくる

打たせ湯もあります。

 

肩の痛みがある部分に打たせ湯を実施してみたのですが、

逆効果でした。

 

 

痛みが悪化する場合もあるので打たせ湯など

特別な方法ではなくて、普通に温泉につかるほうが

良い場合もありえるかと思います。

 

打たせ湯が肩関節の痛みに逆効果だったのは

秋の宮山荘の温泉の効能に期待していた私にとっては

残念な結果でしたが、

 

よく考えると温泉の泉質や効能とは関係なくて、

炎症を起こしている方に打たせ湯が合わなかっただけ

であると今は理解しています。

 

体はしんから温まるのは実感しましたけれども、

秋の宮山荘の温泉の温度は比較的高めかもしれません。

 

群馬の四万温泉の様に熱くて

長く入っていられないほど熱くはないですが、

 

秋ノ宮山荘の温泉も長時間は入浴はできないと思います。

 

 

秋ノ宮温泉の建物がモダンで

清潔感がある点はお薦めできます。

 

 

秋の宮温泉が残念なところは?

秋ノ宮温泉から少し移動して東成瀬村にある

栗駒山荘も同じ栗駒国定公園内にあるのですが

こちらは眺望が素晴らしいです。

国道342東成瀬村栗駒山荘~須川温泉 (22)

国道342東成瀬村栗駒山荘~須川温泉

栗駒山荘は標高1000mもある高原にある

温泉です。

 

栗駒温泉がある秋田・岩手の県境付近の温泉と

比べると秋ノ宮山荘の眺望は今一つです。

 

栗駒山荘は冬季は休館するくらい奥地ですから

夏は秋の宮山荘よりももっと涼しいです。

 

そして気温だけではなくビジュアルに訴えてくる

サプライズが栗駒山荘付近にはあります。

 

⇒秋ノ宮山荘にも近い泥湯温泉の奥山旅館の隣にある小椋旅館も湯沢市の湯治場!

 

栗駒山荘が眺望を武器にして人気になっているように、

秋の宮山荘も温泉自体をアピールするというよりも

 

周辺環境にアピールできるものがあれば

よい口コミが増えるでしょうね。

 

源泉かけ流しではない

秋田県内には病気が良くなったと言わるような名湯が

玉川温泉などを代表としていくつかあります。

 

参考記事⇒湯治場=玉川温泉の岩盤浴で末期がん患者は免疫力を高められるのか?

 

温泉の効能を十分に得るには、源泉かけ流しが前提でしょう。

 

源泉が熱すぎて、加水をして温泉を運営していては、

温泉の効能が十分に引き出せないでしょう。

 

同じ秋の宮温泉郷にある宝寿温泉(秋の宮畑)のように、

加水をせずに源泉の温度を下げるような設計をすればいいだけです。

 

長期的に見て、効能が感じられる温泉にはリピーターが集まりますし、

良い口コミも自動的に作動していきます。

 

 

秋の宮山荘周辺画像を紹介

宮城方面から見た秋の宮山荘

宮城方面から見た春の秋の宮山荘

 

鬼神戸峠を越えて、国道108号線沿いに見えるのが、

秋の宮山荘です。

 

車でのアクセスは国道沿いなので

非常にいいことが分かります。

 

 

秋の宮山荘付近国道108号

秋の宮山荘付近国道108号

秋の宮山荘から宮城県方面に向かう

国道108号線です。

 

とにかく山の中を走る国道である雰囲気で

癒やされますね。

 

森林浴好きには、澄んだ空気がたまりません。

 

秋の宮山荘付近は紅葉も楽しめる

秋の宮温泉郷の紅葉の見頃は通常は10月下旬から11月上旬です。

秋の宮山荘 紅葉

紅葉の画像は秋の宮山荘の敷地付近です。

 

秋の宮山荘付近から国道108号を南下して、

先にある鬼首峠を越えると紅葉の名所として知られる

「鳴子峡」がある宮城県の鳴子です。

 

鬼首付近は紅葉の名所です。

 

秋の宮山荘から宮城県仙台市へ行くのも、

秋田県秋田市へ行くのも、場所にもよりますが、

おおよそ110キロくらいです。

 

秋の宮山荘付近は、仙台市と秋田市の中間地点にある

といってもいいでしょう。

 

参考記事⇒新緑と紅葉の名所や穴場は秋田県湯沢市に!

 

倒産から再生する秋の宮山荘にライバル出現か?

長期的な視点で見ると、日本はインバウンド需要を

全国的に延ばす考えで、

 

人気の北海道や九州沖縄、東京から京都といった

ゴールデンラインから

 

広がりを見せるはずです。

 

東北観光推進機構が命名した

「日本の美の院 東北探訪ルート」

に秋の宮温泉郷周辺も入っていますので、

 

外国人観光客に対応できるかも

問われるようになるでしょう。

 

秋の宮山荘は今のところ建物の規模やモダンさなどで、

秋の宮温泉郷内では競争力が一番高いと言える状況です。

 

ただし、今後は、同じ時期に倒産した

稲住温泉を傘下に入れた共立メンテナンス(東証一部上場)

が再生された稲住温泉を2019年10月にオープンしました。

 

小奇麗さが売りな秋の宮山荘のライバルとして

稲住温泉が秋の宮温泉郷の中心的な存在に

なってくる可能性があります。

 

ビジネスから高級旅館まで

検索できるサイトで

 

秋の宮山荘が選ばれるようになるのか?

 

料金プランだけではなく、食事やその他サービスに

磨きをかけていくことが必要でしょう。

 

秋の宮山荘 予約サイト で、

料金やプランはご参照ください。

 

 





関連記事:


コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ