谷口英樹教授がミニ肝臓作成に成功した臓器再生医学とその経歴とは?



肝臓移植ができれば助かる人たちが全世界に多くいます。

 

アメリカの場合では年間で10万人以上の人たちが肝臓移植を待ち望んでいても

治療をうけられない状況があり、

移植される臓器は大幅に不足しています。

 

ノーベル医学生理学賞を受賞した山中教授が開発した

iPS細胞を実用化する例として

 

横浜市立大学大学院 谷口英樹教授臓器再生医学の新分野を切り開き

難度が高いミニという臓器を作ることに成功しました。

 

肝臓移植の時代から、肝臓再生への新分野を切り開く

谷口英樹 横浜市立大学大学院教授の経歴についてみていきます。

 

 

iPS細胞から、「ミニ肝臓」の作製に成功した横浜市立大学大学院 谷口英樹教授がテレビ出演

TBS系「夢の扉+中井貴一」(2016年1月24日(日)放送)では

「世界初!iPS細胞から“ミニ臓器”作製に成功!」と題して、

横浜市立大学大学院 谷口英樹教授の研究が紹介されます。

 

その概要は

ドナー不足解消へ~臓器移植に代わる新治療とは!?

横浜市立大学大学院 臓器再生医学 教授/谷口英樹さん

日本が誇る「iPS細胞」研究が、今、新たなステージに入った!

iPS細胞は、様々な組織や臓器の細胞になる能力をもつ「万能細胞」。

“再生医療の希望”として期待がかかるが、これまで、“立体的な臓器”にすることは

困難とされてきた。そこに『大きなブレイクスルー』をもたらしたのが、

横浜市立大学大学院・教授、谷口英樹。谷口は、世界で初めて、

iPS細胞から、立体的な構造をもつ“ミニ肝臓”の作製に成功したのだ。

もともと外科医だった谷口。臓器移植手術を多く手がけてきたが、

ドナー不足のため、救いたくても救えない患者を目の当たりにしてきた…。

『純粋に…患者さんを治したい』 

谷口の切なる思いが、“臓器提供に頼らない”治療法の未来を切り拓く。

3年後の臨床研究に向け、立体臓器製造プロジェクトが動き出した―。

出典:http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/archives/future.html

 

iPS細胞という世界で最も安全性の高い「株」を利用して、

臓器を作るという実用化の例として大きな期待が集まります。

 

iPS細胞を利用して臓器を作るという実用化の例が世界初の

谷口英樹教授による「ミニ肝臓」作成の成功です。

 

現在、マウスでの移植手術は一定の成果を出している段階で、

次は臨床試験を目指す段階にきています。

 

仮に臨床試験がうまく行くようになれば、あとは肝臓という

臓器を作成することへの道筋が開かれる可能性があります。

 

これまでの人から人へ行われるドナーを前提にした

臓器移植に代わる画期的な治療法になります。

 

助からない命が今まで以上に救われる日が

少しずつ近づいているのです。

 

谷口英樹教授は筑波大学出身という経歴が肝臓移植から臓器再生の世界へ踏み出すきっかけに!

谷口英樹教授の経歴を確認しますと、

【職歴・学歴】
1989年 筑波大学医学専門学群卒業
1989年 筑波大学附属病院医員(外科研修医)
1995年 筑波大学大学院博士課程医学研究科修了・博士(医学)
1995年 日本学術振興会特別研究員
1997年 筑波大学臨床医学系講師・外科(消化器)
2002年 横浜市立大学医学部教授・臓器再生医学
2003年 理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター
   研究ユニットリーダー併任・臓器再生研究ユニット
2003年 横浜市立大学大学院医学研究科教授・臓器再生医学(現職)

出典:http://www.ampo.jp/movies/vol45

筑波大学医学部から、筑波大学大学院で医学博士課程を修了しています。

 

谷口英樹教授は筑波大学医学部で肝臓移植の第一人者である岩崎洋治教授との出会いが

きっかけで、肝臓移植の分野の研究に進みました。

 

ただし、肝臓移植そのものを目指すのではなく、その先にある、

「人工肝臓」の分野へ興味を見出しました。

 

肝臓移植が抱える問題は

 

  • ドナー不足
  • 移植後の拒否反応を示す免疫機能

などを解決する必要があるのですが、

 

既存の肝臓移植に関する問題解決を研究課題にせずに、

 

一気に、未知の研究分野である

「臓器再生医学」の分野を切り開く道を選ぶことになりました。

 

つまり、現在は肝臓移植が実施されていますが、肝臓移植のかかえる

問題を解決するために臓器再生という分野を切り開いたのです。

 

そして、臓器再生のツールとして安全性の高い日本が誇る「iPS細胞」

の実用化してミニ肝臓を作成することに成功しました。

 

次に目指すは臨床試験で、臨床試験でいい結果が出れば、

実用化や大量生産への道筋は協力企業と共にアウトラインが

描かれいる様です。

 

谷口英樹教授が筑波大学医学部に入学するまでのプロフィール、経歴とは?

谷口教授が肝臓移植という他人が引いたレールを走らずに

自ら切り開いた臓器再生分野でミニ肝臓を作成することに成功しました。

 

そんな独創的な医師が筑波大学へ入学するまでの経歴をみると、

 

  • 1963年生 山口県防府市 出身(小学校入学まで)
  • 小学校から高校は島根県松江市で過ごす。
  • 島根県立松江北高校卒業

 

松江北高校は2015年も東大へ1名、京大へ3名合格者が出ている

進学校ですが、谷口秀樹教授の時代もクラス37人中30名医学部へ

進学したという環境のもとに学業に励んでいたことが分かります。

 

名医=上坂克彦氏はすい臓がんの外科専門医!その経歴についてはこちら!

 

新しい分野を開拓して成功を収めるにも

基礎的な学力は必要であることがわかります。

 





関連記事:


コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ