武富士事件が明かす倒産の原因は過払いではない!被害者の従業員が顧客から放火されたビジネスモデル!



2015年11月4日放送の

水トク!「緊急特別企画 TVの前の犯人に告ぐ 全国包囲網ザ・鑑識!」

では、

 

「鑑識捜査員たちのいま語る真相…青森県消費者金融放火殺人事件

と題して、

 

 

2001/5/8に青森県弘前市山田で起きた

武富士弘前支店強盗殺人・放火事件(=武富士事件

が取り上げられます。

 

2010年9月に会社更生法適用で倒産に至った

武富士ですが、

 

倒産する理由が青森視点で被害者9名が発生した武富士事件

に表れています。

 

武富士事件によって被害者になった従業員、倒産、武富士のような消費者金融会社

の主要顧客はギャンブル好きが多い問題を取り上げます。

 

 

武富士事件の犯人が青森支店に放火の動機は競輪の借金?サラ金ユーザーはギャンブル好きが多いビジネスモデル!

 

多重債務に陥っていた放火犯の小林光弘氏は、

武富士青森支店に放火をしたことで、

 

5名が焼死4名が負傷する惨事になりました。

 

被害者は武富士の社員です。

 

犯人はすでに2014年に死刑執行されています。

 

競輪の借金に困った犯行で、武富士青森支店に

強盗に入り、

 

金が出てこないことに立腹して

本当にガソリンに火をつけてしまいました。

 

普通の人からすると、金が欲しいから

強盗に入るという心理は理解できない

と思うのですが

 

借金で金に困った人の心理は普通ではなくなって、

全ての価値観はお金になる状況です。

 

  • 金のためなら詐欺をしてもいい、
  • 金のためならどんなことをしてでも

 

という心理に陥ってしまうのです。

 

犯罪を犯してしまった小林氏についても、

当初は知人の為にお金を消費者金融(=サラ金)から借りて

貸してあげたのがきっかけで、

 

お金を消費者金融から借りることを身に着けてしまうのですが、

その後、借金返済のために、

 

競輪にはまります。

 

ギャンブルで大勝ちすることで、

借金を返済するのが夢です。

 

ところが、ギャンブルというのは

負けるようになっています。

 

ギャンブルで生活できる人は

超低確率です。

 

ギャンブルで負けた分はどうやって取り返すかといえば、

ギャンブルで取り返そうとします。

 

ギャンブルで負けた分は取り返すしたくなるのが

人間の心理です。

 

小林氏は競輪でしたが、パチンコの人もいるでしょう。

 

ただし、負けを取り返す為に再度ギャンブルをするのですが、

また、負けるので、お金が無くなります。

 

再度ギャンブルの負けを取り返すためには

使い道が問われず、

 

すぐに融資をしてもらえる

武富士のような消費者金融から

お金を借りることになります。

 

小林氏が犯行を犯したときの

消費者金融の上限金利は

29.2%もの高金利です。

 

異常な高金利だと思いませんか?

 

どんなに消費者金融の金利が高くても

金に困った人や

 

ギャンブルで負けて取り返したいなどの

気持ちになっていて

 

正常な判断ができない人にとっては

高い金利でもお金を借りてしまうのです。

 

また、武富士が融資のターゲットにした顧客には

お金に困っている何通りかの人たちがいるのですが、

 

その1つが青森支店に放火をした犯人のような

ギャンブル好きの人たちなのです。

 

小林氏が武富士青森支店に放火をした動機が

競輪の借金ということですが、

 

ギャンブルで借金をしている人は

小林氏だけではなく、武富士の顧客、

 

消費者金融のユーザーならいくらでもいるのです。

 

つまり、武富士に限らず、上限金利引き下げで

グレーゾーンが撤廃され、

消費者金融は倒産が相次ぎましたが、

 

ビジネスの在り方として、

お金の使い道に全く制限を持たせず、、

 

むしろお金にだらしない人をターゲットにした

商売の在り方が破たんへの道につながっていったのです。

 

なぜなら、お金にだらしがない人が

高金利でもお金を借りてくれるビジネスモデルが

ユーザー(顧客)を苦しめたからです。

 

つまり、武富士の倒産の根本にはビジネスモデルの

在り方があるわけです。

 

放火され被害者になったのが武富士の従業員で

加害者は武富士の顧客である点で、

 

ビジネスの在り方を考えさせられる

事件になりました。 

 

被害者が従業員になった武富士事件から学ぶ、顧客の為にならないような商売をしてはならない!倒産が待っている!

 

放火をして殺人をするような人は

許されるべきではありませんが、

 

顧客から恨まれ、従業員が被害者になる

ようなビジネスの在り方

ではよくありません。

 

武富士が放火した犯人から恨みを買っていなければ、

事件は起きなかったでしょう。

 

お金を融資した武富士に対して、

返済に顧客(債務者)は

 

お客様としては扱われず、

取り立ての対象になっていることが

よく知られています。

 

債権者としてはどんなことをしてでも

回収を図りたい気持ちはわかりますが、

 

債務者=顧客の立場に立って

返済をお願いする姿勢があれば、

 

放火をされるような恨みを

買われなくても済んだはずです。

 

最終的には強引な取り立てや

グレーゾーン問題が社会的な問題になって

 

政府主導で消費者金融の淘汰を主導しました。

 

結果的に武富士は倒産します。

 

武富士の従業員も解雇されたと思いますが、

そうでなくても、違法と判断される

 

ビジネスをする企業に就職をしたり、

仕事をすることはやめた方がいいことを

武富士事件は物語っています。

 

参考記事⇒間寛平が借金地獄に落ちた保証人のリスクとは?返済できない時どうする?

 

顧客・ユーザーから支持されないビジネスでは、

従業員が被害者になったり、

会社が倒産するなどの

惨事が待っています。

 

 





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